虎井まさ衛さん ( FTM日本代表/作家)
上川あやさんを応援します!
土田義男さん ( 特定非営利活動法人 悠声会 会長)
私は、喉頭摘出者の集まり、「悠声会」で活動をしております。
上川さんに初めてお会いしたのは2009年9月です。その際著書「変えてゆく勇気」を読んで、性同一性障害で幼い頃から悩みを持ってご苦労されて、区議員に立候補された時も大変な勇気を出された事も知りました。
その経緯から正に「ちいさな声 社会にとどけ」で障害者に関わる活動を重点に行っておられて、お会いした時に、私達喉摘者の失声での悩みについて良く勉強されている事に私はびっくりしました。
喉頭癌や下咽頭癌により喉頭摘出を受け声帯を無くすと、失声した場合は日常生活において大きな障害となります。
その難題に関して、上川さんがヨーロッパでは現在は殆どの喉摘者患者はシャント発声法で声を取り戻しているという実態を議会質問でとりあげて、シャント発声の際に必要な器具は、世田谷区では今年度より日常生活用具での給付が実施されています。上川さんのご尽力に心より感謝しております。
私達、悠声会として世田谷区で実施された実績を基に昨年は5自治体に働き掛けの活動を行い、今後も取り組んでいきたいと思っております。
今後ともご指導を頂く事が多いでしょうが、是非とも頑張って頂きたい。私は区民ではなく微力ですが出来るだけの応援をしたいと思っております。
高野茂さん ( 特定非営利活動法人 悠声会)
一昨年から始めた運動 「喉頭摘出者でシャント法にて声を取り戻した仲間が日常生活にて常に使用する関連装具の無償支給」については、上川区議の情熱とご努力のお蔭を持ちまして本年度(昨年4月)から世田谷区にて実施されています。
この日常生活用品認定は全国で3番目の自治体が世田谷区となり特に本州では始めての事例となりました。
この実績を元に我々「悠声会」は近隣自治体に世田谷区と同様に日常生活用品認定の陳情をお願いして回り始めました。
少なくとも世田谷区での実施は、我々の陳情の際に強力な実例となっております。
これからも世田谷区で実施されたような日常生活用品認定に向けて活動して行く所存であり、その礎を築いて頂き誠に有難く御礼申し上げます。
今後とも区議会議員として社会的弱者への援助・支援のご活躍を確信申し上げます。御礼と応援まで、「がんばれ あや!」
小熊英二さん ( 慶應義塾大学総合政策学部教授)
上川さんにお会いして印象に残っているのは、たいへん魅力的な人であり、また頭のいい人だということだ。
政治家は何らか魅力がないと当選することはできないが、上川さんの魅力と頭のよさは、人とつながりを持ち、自分の位置をゼロから考え直しながらでなければ、生き抜いてくることができなかったことからくるのだろう。またそのことが、人を結びつけ、世の中を変えていく力を生み出している。こういう人が政治の場にあることは、とても貴重なことだと思う。
竜超さん ( 『薔薇族』副編集長、「のばら共存舎」主宰)
性同一性障害を抱えて生まれてきた上川あやさんは、いわゆる「性的少数者」ではありますが、その部分へ必要以上に囚われる方ではないと信じています。もしも属性に拘泥し、そちら方面への過剰な利益誘導などに走れば、性的少数者への世の偏見はいっそう高まり、不名誉なレッテルがまた新たに貼られることになるでしょう。
性的少数者といえども「社会の一員」であることに変わりはなく、世の中全体が暮らし良いものとなれば、その生活だって必然的に向上していくのです。性的少数者である上川さんが広い視野から物事を見つめ、「性的少数者ではない人たち」の為にも大いに動き、成果を上げてくださることに期待します。そのときこそ、我々に対する誤解や負の先入観は覆されることでしょう。
平田 俊明さん ( しらかば診療所、臨床心理士、精神科医師、AGP共同代表)
上川さんは、「真摯な思い」によって世界を変えていく人なのだと思います。
「思い」は、それが「本物の思い」であるならば、必ず人を変えていく力を持ちます。
まっすぐに真摯に正直に、(拒まれてもくじけずに)(ちょっとくじけても、また思い直して)自分の思いを伝え続けていくなら、いつか必ずその思いは相手に伝わり、相手は変わります、そして世界は変わっていきます。
上川さんと会ってお話していると、そのことを強く強く感じます。上川さんは、「変えていく勇気」を体現している人なのだと思います。
上川さんの「思い」が活かされるために(上川さんはいつも「弱者」や「マイノリティ」とされている人々と共におられるのを感じます)(その思いに、私は強く共感します)、ぜひこれからも議員さんとして更に更に活躍していってほしいと思います。 上川あやさんを応援しています!
山崎 公士さん ( 神奈川大学)
「ちいさな声、社会にとどけ!」・・・地域に密着して、あげにくいさまざまな声を世田谷区議会に届ける役割を、引き続き、上川あやさんに期待します。」これは4年前の 私のメッセージです。
上川あやさんはこの4年間、世田谷区議会を舞台に、性的マイノリティを取り巻く環境改善、聴覚・視覚障害者の情報保障など、社会的マイノリティの人権保障、環境改善の 分野でめざましい成果をあげてきました。
人権課題について、当事者の視点から、自分自身の課題を含め、とても広範に活動されてきたのは、人権活動の新しいスタイルと思います。こうした柔軟な姿勢は世田谷区民 に共感され、行政を動かすことができたのだと思います。“誰もが生きやすい社会づくりを、地域から!”さらなる挑戦を応援しています。
与那原 恵さん ( ノンフィクションライター)
区議会議員とは区民が「使う」ために存在するのだと、上川あやさんの活動を取材して実感しました。
上川さんが掘り起こし、疑問に感じた問題を解決に向けて迅速に取り組む姿勢は見事です。丁寧な調査研究に基づき、議論を戦わせ、具体的に問題解決をはかる戦略をもっています。また、さまざまな人から寄せられる「声」に真摯に対応し、信頼を得ていることも目の当たりにしました。
上川さんの区議会議員としての活動と成果は世田谷区のみならず、日本各地に大きな影響をおよぼしています。このことを世田谷区民は誇るべきでしょう。
上川さんのさらなる活躍を期待しています。私たちの社会を変えていくために。
若月 俊二さん
私は、69歳の男性で、6年前に喉頭がんの手術をしました。
声を失い絶望していましたが、幸い食道発声で声を取り戻せて何とか社会復帰ができてうれしく思っています。
しかし、日常の生活には声が小さくてコミニュケーションを取るのが不便です。
上川先生のご尽力により、世田谷区では、このように声を亡くした人に、生活の必要品として、大きな声が出る、器具(プロボックス)等を日本で3番目に導入され たと聞き、隣の目黒区民として、大変心強く思っています。
これからも、出馬時の原点で政策決定をされ、大地にきれいな花を、より多く咲かせてください。
拓海 広志さん ( オフィス☆海遊学舎主宰、海洋エッセイスト)
自分が内面に抱える難問をごまかすことなく、真っ直ぐ向き合って乗り越えてきた人だけが持つ優しさ。それが、今から十数年前に上川あやさんに初めてお会いしたときに受けた僕の第一印象です。その後、彼女が世田谷区議会議員に立候補すると聞き、僕は彼女ならきっと社会の中でマイナリティの立場にある人たちのことを大切にし、バランス感覚のある政治活動をしてくれるだろうと思い、微力ながら応援させていただくことにしました。
性に対する偏狭な意識が残る社会において、自分の性に対して強い違和感を抱いた人が、その問題に真摯に立ち向かった結果、自らの性を変えることを決め、やがて家族や親しい友人だけではなく、社会に対してもカミングアウトするというのは大変勇気のいることだと思います。上川さんの場合はそれだけではなく、自分と同じ境遇に悩む人たちや、あるいはそれとは事情が全く違っても何らかの理由で社会的に抑圧されている人たちを救いたいという思いから政治活動を開始されたわけですから、僕は一人の人間としてその姿勢に強い共感をおぼえます。
区議会議員になられてからの上川さんの活動は、性的マイノリティを取り巻く環境の改善だけではなく、聴覚・視覚障害者の情報保障や、喉頭摘出者の声のリハビリテーション、また、オストメイト対応のトイレの整備や、ホームレス支援など、社会的マイノリティの環境改善を軸としたものとなっています。議員になった当初の志を大切にしながら、こうした活動を地道に展開・継続している上川さんに敬意を表したいと思います。
人が人として、その能力や個性のまま受け入れられ、それぞれの努力の結果が正当に評価されるような社会。しかし、それによって全ての人の人権や尊厳が脅かされないような社会を僕は望んでいます。そして、世田谷を「誰もが、自分らしく暮らし、自分の能力を発揮できる街」、「子どもが健やかに育ち、誰もが安心して年を重ねられる街」、「偏見や差別のない街、弱い立場の人々の意見が尊重される街」にしたいと語る上川あやさんのますますの活躍に大いに期待しています。