まず、区立学校の校則の公開について改善を求め伺います。

この夏、文部科学省が、生徒指導に関する教職員向けの手引書「生徒指導堤要」を12年ぶりに改訂しています。
そこでは、校則を誰でも確認できるよう、学校ホームページなどで公開し、制定の背景や、見直しの手続きも示すことが適切だとし、児童生徒が校則の見直しに参加することの教育的な意義を説いています。また、少数派の意見も尊重したルールにすることの必要性も明記するなど、画期的な内容となっています。

一方、当区では、2019年6月に私が一般質問で、区立学校・各校の校則を原則、ホームページ等で公開するよう求めました。これに対し、区教委は、「校長会と連携して取り組(む)」、「なるべく急ぎ、秋ごろを目途に公開させていただきたい」とご答弁され、新聞やテレビでも好意的報道が相次ぎました。
ところが、その後、私のもとに実際には学校ホームページで公開していない学校が多いのではないか、との保護者らの声が寄せられ、私も調べましたがサイト内検索の窓から、「校則」あるいは「きまり」と入力してもヒットせず、学校の校則が確認できない学校が多い印象です。

そこで確認を求めますが、区立学校の全校で校則は公開されているでしょうか? 伺います。

次に、たとえ学校ホームページに校則の公開があっても、それを決して鵜呑みにできず、
非公開の裏校則が多数存在する区立学校がある例をご紹介します。

ここでは学校名は伏せますが、教育指導課の方にはお見せした、区立学校の配布資料の記述内容からのご紹介です。いずれも同中学の保護者の方から提供された資料です。
それらには学校配布の「入学のしおり」「生活のきまり」「服装規定」「体育の授業」等が含まれ、学校ホームページにはない禁止事項、裏校則が目白押しです。

たとえば頭髪について、学校ホームページの校則では「清潔な髪形を心がけてください」とあるだけですが、プリントの「生活のきまり」では「パーマ・染色・脱色・異形(普通ではない髪形)・整髪料は禁止」、「前髪は眼にかからない」、「髪の毛が肩にかかる程度の長さになっている生徒はゴム等で束ね」とあり、ゴムの色まで明記がある。
また「通学カバン」についても、学校ホームページでは「機能的なものを用いてください」とあるだけですが、プリントの「生活のきまり」では「華美なものにはしない」、「紙製やビニール製のものは禁止」と明記されています。
その他のプリントにも、「他クラスへの出入りは禁止」、「移動教室以外は他の学年のフロアには行かない」、「1年生は基本としてA階段を使う」、「先生によって態度は変えない」、「体育の授業の終了時には、先生の「解散」という合図で移動」——などの細かい謎ルールが目白押しです。
つまり、学校HPでは、さも自主性を重んじた校則であるかのように見せながら、実際には自主性を奪うような細かな義務付け、権利制限が数多く生徒、保護者に明文で示されているということです。

これでは校則のホームページ公開の意味などないのではないですか? 区教委が求める校則公開との整合をどう図るのか、併せて見解を問います。

奥沢中学は、サイト内検索から「校則」「きまり」の2つのワードと検索しても何一つヒットせず、「学校生活のきまり」の掲載が、校則の代わりであるようです。
生徒手帳の内容を公開するよう通知したとのご説明ですが、現場対応は異なるのではないですか?
尾山台中学も、サイト内検索では何らヒットせず、生徒手帳ではなく、「学校生活の手引き」の公開が校則公開であるようです。烏山中学も「生徒心得」の公開が校則公開であるようです。
上祖師谷中学に至っては、いま挙げたいずれの言葉でもヒットせず、しらみつぶしにページを開いても、とうとう校則が見つかりませんでした。

各校、対応がバラバラで、探したい人が探しても見つからない「校則公開」では困ります。区議会会議録のサイトのように類語で検索すれば、すぐヒットしたどり着ける。あるいは、すっきり「校則」の表現で統一するなど改善できないのでしょうか。

最後に、制服や標準服について男子はコレ、女子はコレと決めつけないことが区教委の原則のはずですが、そこから外れた制服紹介をしている学校もあり驚きました。その資料も、所管課にはお見せしましたが、これだけ裏校則が横行する現実を見てしまうと、区教委の出す方針など結局、空手形で各校、制服への取り組みでもやっていることはバラバラではないか?と不安なのですが、この点はいかがですか?