具体的な成果

★全国初! 義務教育全校の校則が公開されました。

 

上川の議会提案に応じて区教委が全区立学校の校則公開を打ち出すと大きなニュースに。
その後は全国に同対応が波及。
昨年12月には文科省の手引書でも「校則を公開することが適切」と明記されました。


上川の議会質問を取り上げた民放映像 「世田谷区 校則をHPで公開へ」 ※クリックすると拡大します

上川の議会質問を取り上げた民放映像 
「世田谷区 校則をHPで公開へ」

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◆上川あや

最後に、区立学校の校則を原則公開するよう求めます。

生まれつき茶色い頭髪を学校から黒く染めるよう強要されたとして、大阪府立高校の生徒が府に損害賠償を求める訴訟を提起したのを機に、いわゆるブラック校則が全国で注目を集め、昨年来、各地の教育委員会で校則の見直し作業が進められております。大阪府教育委員会では、全校で校則を見直し、昨年七月末までに府立の全高校百五十四校について、その校則を公開いたしました。
この間、本区でも行き過ぎた校則が区議会で議論をされ、区教委では中学校校長会において対応を呼びかけ、社会通念に照らした合理性や、地域、生徒の実態、保護者の考え方などを踏まえ、記載されている項目の必要性や表現の適切さなどについて今年度の見直しを周知してきたとしています。
地域に開かれた学校運営をうたう当区であるならば、見直された子どもへのルール、校則も、生徒と保護者のみが知るものにとどめるべきではなく、地域に広く開かれてしかるべきと考えます。各学校のホームページなどを活用し、公表することを求めますが、いかがであるか、区教委の考えを伺います。

◎池田 教育政策部長

次に、学校の校則の公開についてでございます。

世田谷区では、第二次世田谷区教育ビジョンの基本方針に地域とともに子どもを育てる教育の推進を掲げており、新学習指導要領では地域に開かれた教育課程がキーワードとして掲げられております。学校と地域が教育目標等を共有して協働する重要性が明示されております。
校則は学校や地域の実態に応じて適切に定めるとともに、学校を取り巻く社会環境や児童生徒の状況の変化、保護者の考え方、地域の状況等を踏まえ修正する必要があると考えております。昨年度、議会からの御意見もいただき、校則の記載の必要性や表現の適切さなどについて、各校では、生徒会やPTA、学校運営委員会等で協議等を行ってまいりました。こうした取り組みによって生徒の自律性や自治への意識を高めるとともに、広く保護者、地域の方と校則のあり方について共通理解を図りながら、ともに生徒を見守ることは重要であると考えております。
既に多くの学校で新入学説明会の資料として保護者の方に校則を資料として配布しておりますが、各学校のホームページでの公開につきましても校長会と連携して取り組んでまいります。
以上でございます。

◆上川あや

校則の公開についても再質問させていただきます。
各学校のホームページで公開をしていただけるということで、前向きな答弁はうれしく思うんですが、公開のスケジュールはどのようなものでしょうか。進路の選択にも参考になる情報ですので、なるべく早くと思いますけれども、いかがでしょうか。

◎池田 教育政策部長

なるべく急ぎまして、秋ごろを目途に公開させていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
以上でございます。