先ごろ区議会で共有された要望書、「区立中学校の高額な指定制服・体操服の購入の任意化を求める要望書」に関して伺います。
まず、いわゆる制服に対する区教委の基本認識から伺います。
私は、これまでの議会質問で、学校で一般に「制服」と呼ばれているものの公式呼称が「標準服」とされている理由について、確認しています。
その際、区教委からは、標準服は学校が推奨する服装ではあるものの、着用を義務づけるものではないとの答弁が繰り返されています。
そこでまず問いますが、世田谷区立の全中学校において標準服の着用は義務ではないという認識に変わりはないですか?
また、標準服を着用しない場合でも、生徒が学校生活において不利益を受けることはない、との理解でよいか。併せて区教委の見解を伺います。
次に、区立中学における制服や体操服のあり方についてです。
今回、区議会に出された要望書では、入学時、指定された制服や体操服、上履きなどをそろえると10万円を超え、成長に伴うサイズアウト等、含めれば、保護者の負担は更に重くなるとも訴えられており、指定の制服を購入、着用しなければ通学できないと受け止められている現状は明らかです。
まず、この指定の制服や体操服等を一式そろえると10万円を超えるとの指摘については、どういう現状にありますか、具体的な金額と併せ、お答えください。
また、この要望書の提出者が、区長へのメールに意見を送ったところ、区教委からは、「標準服は学校が推奨する服装ではあるが着用は義務ではないこと」、さらに「体育着や上履きについても学校指定以外の市販品の使用が可能であること」を含めた回答文が送られています。
私もその回答文を取り寄せ、確認しましたが、以上の説明に誤りはないでしょうか。
ただいまの答弁を踏まえれば、義務教育である区立中学校への通学にあたり、特定の制服を購入しなければならないと受け止められている現状は、決して望ましいものとは言えません。
また、そうした認識が広がっているからこそ今回の疑問と困惑に溢れた要望書が区議会に提出され、要望書のタイトルにも「任意化を求める」とあるのでしょう。
区教委が今回も示したように、標準服の着用は義務ではなく、体育着や上履きについても、市販品の使用が可能であるのであれば、その理解を学校現場で改めて徹底するとともに、保護者や生徒に対しても分かりやすく周知していく必要があると考え、誤解を解くよう求めるものですが、いかがですか?
また、標準服以外の服装を希望する生徒、保護者に、その理由の説明をいちいち求める運用がある場合、あざや傷といった身体上のコンプレックスや、性別への違和感、ご家族の宗教など、個人のセンシティブ情報の開示を強く求める対応にもなりかねないと懸念しています。
区の多様性尊重条例に照らしても、そうした対応は望ましくなく、理由を問わず制服以外の服装も選択できる現場対応が求められると考えますがいかがか。
区教委の現場指導の方針と併せて伺います。
最後の質問です。
今回の要望書では、桜丘中学校では制服購入は任意とされ、式典の際には場面に応じた服装とするなど柔軟な運用が行われていることも紹介されています。
先ほどの答弁でも確認したように標準服の着用は義務ではありません。
他方で、学校における式典や、校外活動等で、どのような服装をするべきか、TPOに合わせた服装や、場面に応じた態度を学ぶことも、これから社会にはばたく生徒にとっては大切な教育だろうと思うのです。
この点、学校における制服着用の任意化を、今後の教育活動の豊かさに活かしてゆく視点も必要ではないでしょうか?この点、区教委のご見解はいかがですか?



