◆上川あや
続いて、一年前の予算委員会で改善を求めました片目失明者への支援についてです。
現在の障害等級の認定基準では、片目を失明した方は障害者手帳の交付対象とはならず、制度上は健常者として扱われております。しかし、実際には自賠責の後遺障害等級でも八級に該当し、将来にわたり生じる収入減、逸失利益も四五%に上るとされ、義眼を二年に一度はオーダーメイドで購入する必要もあり、大きな経済的負担が生じ得ることを指摘しました。このため区に支援を求めたところ、新たに区のアピアランスケア費用助成事業の対象物品に義眼を加えていただいたと承知をしています。
そこでまず、今回の制度改善について御説明いただけますでしょうか。
◎桐山 世田谷保健所副所長
区はこれまで、がん患者が治療に伴う外見の変化に起因する苦痛を軽減するケアとして、アピアランスケア用品の購入等費用助成を行ってまいりました。その後、区民の方々からの御意見などを踏まえ、令和八年一月より対象者をがん患者以外に、また、エピテーゼなどの対象品を拡充いたしました。義眼に関しましては、他の助成制度の対象ではなく、障害者手帳の交付対象とならない片目を失明した方などが、一月より本制度の対象となっております。
◆上川あや
本年一月から対象物品に義眼を加え、さらにその原因に外傷も加えていただいたことは大きな前進と評価をしています。
しかし、それを伝えるべき区の広報には大きな問題があります。区のホームページやチラシでの広報は、私が先月三日、障害施策推進課長と本件についてやり取りするまで次のような内容でした。区のホームページのアピアランスケア費用助成事業の御案内では、助成対象物品として、ウイッグや帽子、人工乳房などが具体的に列挙された一方で、義眼の記述は一切ないままでした。また、同事業の対象者も脱毛や乳房の切除をされた方が要件で、失明した方等の記述もないままです。これでは対象外としか思えません。
その後、障害者施策推進課長との対話を経ますと、区のホームページには突然義眼が追記されました。しかし、現在でも助成を申請できる方は、がん患者の方とその同一世帯の方のみとなっています。外傷や他の疾患により失明した方が含まれるとは読み取れない記述のままとなっています。どうしてこうも不備が続くのでしょうか。説明文章や広報が分かりやすくなるよう見直すとともに、内容が適切に伝わるか課内でダブルチェックするなど、広報手順の改善を求めます。区の見解を伺います。
◎桐山 世田谷保健所副所長
本制度の拡充の内容の周知に当たりましては、昨年十一月より区ホームページや関係部署、医師会などの関係機関を通じ周知に努めてまいりましたが、委員から御意見もいただきまして、本年二月上旬に区ホームページの内容を義眼の対象となる旨記載を修正し、併せて区ホームページのQ&Aにも、エピテーゼに義眼も対象の旨、加筆するなど随時変更しております。
区といたしましては、対象者に寄り添う分かりやすい周知に努めることを目途に区ホームページを変更いたしましたが、対象者に適切に伝わらない内容になっておりましたので、適時修正をいたします。
今後とも事業の対象者に分かりやすい表記や表現になるよう、区ホームページやチラシなどの記載につきましては、区の事業関係部署も含め多角的な視点で確認するなど、適切に情報を届けられるよう周知徹底を図ってまいります。
◆上川あや
よろしくお願いいたします。



