区立図書館のマンガ対応について伺います。

このテーマでの質疑は3度目となります。なぜ、何度も質疑しなければならない、嘘と不手際を区立図書館は繰り返すのでしょうか?
松沢図書室の区民対応には悪意すら感じられ、大変立腹しています。

まず振り返るのは、おととし3月22日の予算質疑です。
区立の世田谷文学館では漫画家に焦点を当てた特別展を次々と開くのに、区立図書館では漫画は駄目だと一律に切り捨て、選書も所蔵も、区外図書館からの借り受けさえ断ってきた。
そこで私より、漫画も立派な表現方法の1つで図書に違いはないのでは?と見直しを求めると、選書と所蔵については「今後、漫画というカテゴリーで除外するのではなく」「より柔軟な収集を検討してまいります。」、相互貸借についても 〈取り寄せが可能な資料については提供できるようにする〉旨、ご答弁があった。
結果、区教委はご答弁通り、その選書対象にマンガを加え、区外図書館所蔵から借り受けも、借り受け可能なら解禁をさせた。
以上の理解に誤りはないですか? またそれぞれの変更はいつですか?

区立図書館で未所蔵だからこそ、区外図書館からの借り受けに意味があるのであって、区で未所蔵だから受け付けないというのは、誤った対応ではないですか?

昨年10月の2度目の質疑では、区民の友人が松沢図書室で昨年5月、さらに9月と続けて、区外図書館からのマンガの借受けが断られ、その手続き用紙さえ突き返された一方で、全く同じ図書について、私が議会最寄りの世田谷図書館にその借り受けをご相談すると、確認しますと引き取られ、何とリクエストが通ったという矛盾を問いました。
すると中央図書館長からは「相互貸借の対応などに関して情報共有、対応が徹底されていませんでした」と認め「昨日(さくじつ)ばらつきが出ないよう各館に周知した」旨、ご答弁がなされた。
その後、10月26日には私のもとに「資料がご用意できました」との取り置きメールが届き、昨年11月1日からの2週間、実際、中野区立図書館所蔵の同作品が借りられた。
以上の説明にも誤りはないですか?

ところが、私が同マンガを返却した4日後、同マンガの借り受けリクエストを突き返された友人が、今度こそ借り受けのリクエストも通るだろうと松沢図書室を訪ねると、マンガの所蔵は来年2月からなので、そのマンガを買うかは不明だが、それまで待つようにと言われ、他区から借りてもらえないのですか?と訊ねても、無理だと突っぱね、「友人がこの本を借りたと聞いている」と説明しても「そのような履歴はない」と言い張り、仕方がないので、私から提供を受けた、世田谷図書館の取り置き連絡メールの画像を見せると、バツが悪いのか黙ってしまわれたといいます。
区立世田谷図書館では私の借り受けリクエストに応じ、気持ちよく貸し出した図書を何故、松沢図書室では貸し出せないのでしょう? 対応にバラツキが出ないよう周知したとしたとのご答弁は事実でしょうか? 
加えて、そのような借り受け履歴は無いなどとウソをつき、その嘘がばれても謝罪ひとつせず、その後も借り受けを拒否し続け、待たせ続けたのはなぜか? ご説明いただけますか?

結局この日、同図書室は相互貸借のリクエストだけは受けつけた。
ところが2カ月経っても連絡はなく、1月中旬、友人が松沢図書室を訪ねると、世田谷図書館からの私への貸出しも本来はアウトで、前回受け付けた友人の予約も受け付けてはいけなかったと自らの対応を否定し、再び借り受けリクエストを突っぱねたそうです。
結局、友人が同マンガを借りられたのは当初の相談から9か月後。区がようやく所蔵した同作品による貸出しでした。
私が世田谷図書館から受けた借り受け対応は終始、親身でスムーズで大変有難かったのですが、これは区の直営館ではない委託館だからでしょうか? 伺います。

最後に積極的な広報もお願いしたいと思っています。
中央図書館にのみ、マンガ300冊の配架が始まったというだけでは、同館を利用しない地域館の利用者は、変化に気づけないと思います。
検索の「詳細ジャンル」にも児童書、絵本などと並びマンガが入れば、なお分かりやすく利用も進むと思いますがいかがでしょうか?