区立図書館におけるマンガの扱いについて伺います。

先だって、区立図書館を利用する区民の友人から、次のような疑問の声が届きました。
以前、北区に住む同僚が、北区立図書館で借りたマンガ作品、吉永ふみさんの「大奥」を職場の休み時間に読んでいた。
「図書館で借りれるよ」と言うので、世田谷区立図書館でも探してみたけれど、検索をかけてもヒットせず、区立図書館の書棚でマンガの配架もみたことがなかったので、世田谷区立図書館にマンガの所蔵はないものだと思っていた。
それでも借りたかったので、他区からの借り受けを区立図書館にお願いしたら、マンガの借り受けはうちはダメです。取次も出来ないと一律に切られて驚き、マンガは借り受けすらダメなのか…と思っていた。
その後、何年かして世田谷区立図書館で、たまたま手にしたのが原作者がタレントさんで話題だった「大家さんと僕」。作品をよく知らぬまま借りて読んだら、えっ!マンガじゃんと驚いてルールが変わったのかと思った。

その友人は休日、畑を借りて農作物を育てていて、ルールが変わったのなら、農業従事者だった実体験に即して描かれた荒川弘(ひろむ)さんのコミックエッセイ「百姓貴族」は無いかと思って探したら区立図書館にはやはり無く、他区からの借り受けを頼んだら、マンガはダメだと以前と同じように返された。
「大家さん僕」もマンガなのに区立館に所蔵されていて借りられた。
どういう判断基準なのか訳がわからないというのです。

この話は私にとっても疑問でした。
区立の世田谷文学館では先日も漫画家の「谷口ジロー展」を開催し、昨年は「あしたのジョー!展」、おととしは、安野(あんの)モヨコ展。その前年には「萬画家・石ノ森章太郎展」も開いており、全てが漫画家作品に焦点を当てた特別展です。
ところが、同じ世田谷区立の図書館では、マンガはダメだと切り捨てられる。
一体、どういう判断なのでしょう?

私は、マンガも立派な表現手段の一つであって図書であることに変わりなく、重要なのはその中身だと思います。
私も、小難しい文書を読むより、よほど現場理解の助けになるのでは?と考えて、生活保護のケースワークを扱ったマンガ作品「健康で文化的な最低限度の生活」を何巻も持っています。
このように理解を助け、教養を高めるマンガ図書だっていくらだってあるのに、マンガだからと一律排除はおかしいと考えますが、いかがでしょうか?

次に、他区には蔵書があるにもかかわらず、区民が他区のコミックエッセイを取り寄せたいと相談したところでマンガはダメだと一律に排除されていますが、そこまで排除する必要もなく過剰だと思います。この点も改善して頂けるとよいのですが、いかがでしょうか?