はじめに、防災 行政無線について伺います。
区では、災害時にいち早く区民に災害関連情報を伝えるために、固定系・防災行政無線を整備してきましたが、先の整備から30年が経過し、老朽化が進んできたことから平成27年度から5か年をかけ、最新のデジタル方式への更新を進めてきたと認識をしています。
まず整備の全体額と併せ、整備は完了したのかを確認します。

5年の歳月と約9億6千万円余りをかけ、最新設備に更新はなされたと確認できました。
ところが、先月2日の落雷では、あっけなく、本庁舎の災害対策本部に設けられた防災行政無線の操作卓本体が使えなくなりました。
また同時に区役所自体の電話も、内線、外線ともに不通になったと承知をしています。

このように落雷で発生する過大電流が電気・通信ネットワークに入りこみ、防災関連機器を含む多くの電子機器が使えなくなる雷の被害、「雷害」対策の必要性については、私より平成20年の決特、平成26年の決特と相次いで指摘をし、特に雷害に弱い防災行政無線や、Jアラートについては名指しで対応を求めています。
結果、区では数回にわたり改修工事も行ってきたと報告も受けてきましたので、今回、あっけなくその最新設備が使えなくなった事態に驚きました。
どうしてこのようなことになったのか。原因となった脆弱性、今後の対策についてもご説明を頂ければと思います。

雷害対策の必要性は、本庁舎に限りません。
平成26年の決特では、他の総合支所の防災関連機器についても雷害対策が取られていないと確認し、その是正を求めています。これらは改善されたのでしょうか?

雷害対策の手薄さは、なお全庁的な課題ではないかと思っています。
今回、施設営繕担当部より避雷器等の設置等、雷害対策の取られた施設の一覧を頂きました。すると平成25年度以降、改築及び大規模改修のあった施設で対策が取られ、36棟で整備を終えているとのことでした。

ところが、区が建物ごと所有する区立施設数を、政策経営部に伺うと、784施設もありました。
建物数でまとめても、513棟。つまり区が雷害対策を施した36施設は、ごくごく一部です。
むしろ大多数の施設は無策のままとなっています。

情報通信機器の発達と普及は区立施設においても例外ではありません。
それらが軒並み、雷害に弱いということはハッキリしているのですから、改築、改修時にのみ雷害対策をとるという五月雨式ではなく、本来、雷害に備えるべき施設はどこなのか、そこで求められる対策はどのようなものか、もっと戦略を描いて雷害対策にあたるべきではないのでしょうか、いかがですか?