上川あやさんが「性同一性障害」を公表して世田谷区議に当選された2003年、国際基督教大学(ICU)では秋学期から「性同一性障害」の学生が学籍簿の名前と性別を変更することができるようにしました。そのことを踏まえて、12月に上川さんを人権セミナーの講師としてお招きしお話をしていただきました。まったく面識のない突然の申し込みでしたが、とても快く引き受けてくださいました。 2004年度からジェンダー研究センターを発足させる準備に入っていた私たちは、上川さんから大きなエールをいただきました。そのことを、今鮮明に思い出します。

上川さんの区議としての活躍は、みなさんもご存知だと思います。
事前に十分に調査を行って問題を可視化させるという手法で、それまで見過ごされてきた「小さな」事柄を丁寧に取り上げ政治的に解決してこられた努力に、大きな拍手を送りたいと思います。
上川あやさんが果敢にチャレンジしてこられた取り組みが、さまざまな意味で「社会的弱者」といわれる人たちを励ましてこられたと確信しています。
そして近年、性的マイノリティをめぐる状況が急速に変わってきています。
上川さんが勇気を持ってはじめた運動は、確実に大きな流れになってきているのではないでしょうか。
上川あやさんの政治的手腕を高く評価しております。
同じような目的で活動するもの同士が横につながって、さらなる力を発揮していくことができるようにと心から祈っております。

国際基督教大学ジェンダー研究センター