横断歩道と踏切で視覚障害者が渡る途中で手がかりを失う問題について伺います。
まず、横断歩道内での誘導についてです。
先日、長く交流のある、区内在住の全盲の友人と、区内、三つの庁舎周辺を点検してきましたので、パネルをご覧ください。
最初のパネルは、区役所周辺の区道です。
横断歩道の中央の突起の列が「エスコートゾーン」です。
右の写真のように、歩道のない道路でも、路側帯どうしを横断歩道で結ぶことで整備が可能です。
2枚目のパネルは砧総合支所前の交差点画像です。
成城学園前駅から延びる点字ブロックは交差点の手前で途切れ、全盲の友人の感想は「どちらに進めばいいかわからない。どうして繋げてくれないんだろう」でした。
また、その先の四つある横断歩道のどれにもエスコートゾーンはありません。
しかも、ここは四方向が同時に青になる信号で音響信号が鳴っても、友人は「どちらへ歩きだしていいのかわからない」と言います。
音だけでなく、足元にもエスコートゾーンが必要ではないのでしょうか。
区も自らの方針で、同敷設の推進を掲げていますが、いかがですか。
次のパネルは玉川総合支所脇の区道です。
駅から延びる点字ブロックは、区道の反対側で終わり、総合支所との間には車道一本分の空白が残ります。友人の感想はここでも「どうして繋げてくれないんだろう」でした。
区役所周辺と同じ、エスコートゾーン敷設の工夫はここでもできるはずと思うのですが、いかがですか。
最後のパネルは、この庁舎の南側です。
区の「移動等円滑化促進方針」は、区役所周辺を唯一のモデル地区としています。
ところがそのモデル地区の本庁舎でさえ、パネルのとおり東棟の南端で足元の誘導は途切れ、その誘導方向は、車道の中央に向いていました。
この場所には以前から、点字ブロック等の敷設要望がありますが、区は「バスの誘導員がいるから大丈夫」と応じてこなかったと聞きます。
しかし、夜間は、誘導員がいないうえ、区民交流スペースも区民会館も夜10時まで開きます。ここにも途切れのないエスコートゾーン等の整備が必要ではないでしょうか。
次に、踏切内の改善について伺います。
踏切の課題を取り上げるのは今回で3度目です。
奈良県大和郡山市や静岡県三島市では、目の不自由な方が、踏切の中にいると気づけないまま列車にはねられ、亡くなっています。
私自身も、前出の友人が豪徳寺商店街南端の斜めに渡る世田谷線の踏切を渡り切れず、頭から流血して現れたことがあり、命に関わる課題だと痛感しています。
これまで私は、踏切内の誘導路も「点字ブロック」と呼んできましたが、踏切内には「ここは歩道ではない」と分かる別規格での整備が必要です。
しかし、その整備を阻んできた最大の壁は、道路管理者と鉄道事業者との間で、整備と維持管理の負担をどう分け合うか、国の統一的なルールも示されず不透明なことでした。
ところが昨年度、国からそうした役割分担を整理した事例について紹介があり、区もそれを参考に鉄道事業者との協議を進めてきたと伺っています。これまでの協議状況と改善の見通しについて伺います。



