◆上川あや

第三に、移動が困難な重度障害者等への予防接種についてです。

区では、七十五歳以上の高齢者に続けて、重度心身障害を含む基礎疾患を有する者を優先接種対象とし、この六月からは、障害者に対するタクシー券支給の四千円増額も開始をしたと承知をしております。しかし、この間コロナ感染が疑われた重度障害者の中には、ストレッチャーでしか移動ができず通常のタクシーでは移動できないため、PCR検査を受けるための会場に特殊車両をチャーターし、六万円もの経費をかけた方、また、同じく車椅子利用者のためリフト付タクシーでの移動に二万円の経費をかけた方がいるといいます。こうした通常のタクシーが利用できない重度障害者らの移動について、区は以前より区内団体から支援策の検討を求められていたと聞いていますが、なお有効な支援策は示せておりません。
そこで提案ですが、区が今後在宅療養者等に予定をしている在宅接種の対象者に、これら重度障害のある方を加えることを求めます。区の見解を問います。

◎須藤 障害福祉部長

私からは、移動困難な障害者等への自宅での接種ということについて御答弁を申し上げます。

移動が困難な重度障害者等へのワクチン接種に当たりましては、障害当事者や御家族の精神的、肉体的負担の軽減を図り、安心して接種を受けていただけるよう支援することが重要であるというふうに認識をしております。
先般、障害当事者や御家族、それから支援者の皆様と意見交換を行った際、重度障害の方がPCR検査の会場へ移動するために新たな経済的負担が発生したとお伺いをいたしました。その際、福祉タクシー券の上乗せ支給についても御要望をいただいており、今般、ワクチン接種会場への移動に係る支援策を検討するに当たり、参考とさせていただいたところです。
今後、かかりつけ医の往診や地域の医師訪問による接種が行われることが予定されておりますので、重度障害者や在宅療養者等により自宅外での接種が困難な方につきましても、御自宅で確実にワクチンの接種が受けられるよう、関係所管と連携して対応してまいります。