◆上川あや

性的マイノリティーを支援する世田谷にじいろひろば電話相談について伺います。

先日、同相談事業を請け負われている相談員の方と接する機会がありまして、区の事業運営の在り方に課題があると感じましたので、質問します。
区は、区の多様性尊重条例が規定する苦情処理制度が、差別を受けた被害者の支援にも役立つことについて、また、この四月より区の居住支援制度の新たな対象者にLGBTが加えられたこと等について、同相談事業を請け負われている相談員の方々に積極的に伝えられたことはないと知って驚きました。
私がこの春から区の居住支援制度の対象にLGBTが加わりましたと御紹介すると、とてもすばらしい取組なのに聞いたことがありませんでしたと驚いておられ、区の苦情処理制度についても、自らその条例に気づき、勉強してくださったものの、区からの説明はないままで、大変申し訳ない気持ちにならざるを得ませんでした。
区の各種LGBT支援策は積極的にこの相談事業の方々にも役立てていただくべきで、両者を切り離し、情報提供すらないということでは大変困ります。情報共有と事業間連携に工夫を求めますけれども、いかがでしょう。

◎小野 人権・男女共同参画担当課長

区は、第二次男女共同参画プランの基本目標、全ての人が尊厳を持って生きることができる社会の構築に基づき、性的マイノリティー等多様な性への理解促進と支援に取り組むとしており、平成二十七年十一月に開始した同性カップルの世田谷区パートナーシップ宣誓制度をはじめ、全庁で多様な性への配慮の視点を持ち、各種事業を進めております。
世田谷にじいろひろば相談は、平成二十九年度より、男女共同参画センターらぷらすにおいて、当事者や家族、支援者を対象とした月四回の相談事業で、LGBT支援団体の方などが相談員となり、昨年度は百三十一件、今年度は九月末までに九十四件の相談に対応いたしました。らぷらすでは、世田谷にじいろひろば電話相談を含む各相談事業の相談員が定期的に集まり、情報交換や事例報告を行っております。
今後は、区はこうした機会を活用し、相談に関わる区の新規事業の説明や関連情報の提供を的確に行い、相談員がLGBTの相談者に合わせ、必要な支援の内容を適切にアドバイスができるよう取り組んでまいります。