◆上川あや
続けて、図書館のハンディキャップサービスについて伺います。
区立図書館のホームページでは対面朗読サービスと録音図書サービスが目の不自由な方へのサービスとして案内されています。しかし、これらサービスを必要とする区民は、そもそも視覚障害者に限らないと私は考えています。
ちなみに、岡山県立図書館のホームページを見ますと、録音図書、対面朗読室のサービス提供者には、視覚にハンディキャップのある人に加えて、病気、高齢等で最近文字が読みにくくなった人や、手のしびれ、麻痺、震え等で本のページがめくりにくい人、長時間活字を読むことが困難な人と明記をされております。
また、愛知県田原市の中央図書館の対面朗読サービスの案内も、このサービスを利用できるのは通常の活字による読書が困難な人として、高齢や病気で本が読みにくくなった方や、手のしびれ、麻痺、震え等で本のページがめくりにくい方も御利用いただけます。障害者手帳の有無は問いませんと書かれています。
世田谷区もかくあるべきと私は考えています。ところが、中央図書館に伺うと、世田谷区立の図書館もこうした方々を排除はしていないというんですが、ホームページの案内を見る限り、排除しているようにしか見えませんので、これはぜひ改善していただきたいと考えるんですけれども、いかがでしょう。
◎花房 中央図書館長
現在、図書館では、体や視覚、聴覚などに障害があり、図書館の利用に不自由のある区民の方へ、対面朗読、録音図書や雑誌、点字図書等の貸し出しを初め、来館できない方には御自宅まで図書などを届けるサービスを実施しております。
お話しのように、岡山県立図書館ではホームページで、例えば手のしびれや麻痺などで本のページがめくりにくい方と記載し、録音図書等のサービスを行っております。
区におきましては、障害者手帳をお持ちでない方に対してもサービスを実施してございますが、今後ともホームページなどの広報につきましても、さらにわかりやすいよう創意工夫をいたしまして、誰もが利用しやすい図書館づくりを目指してまいります。
◆上川あや
よろしくお願いいたします。