具体的な成果

★区フィルム作品の劣化対策。DVD化が完了しました。

 

フィルム映像が劣化する「ビネガーシンドローム」を問題視。過去に区が制作した全作品のDVD化(558本)が完了し、区ホームページから貸出も始まりました。

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◆上川あや

続けて、区の持つ映像資料を経年の劣化からいかに守るかです。

平成24年3月の予算質疑で、保存経過三十年を過ぎたフィルムが加水分解の作用で劣化をするビネガーシンドロームを取り上げました。既に一部の自治体ではその劣化に備え、電子媒体の移しかえを急いでいるという指摘をしたんですが、区と区教委の当時の答弁は、区が作成したテレビ番組のシリーズ、また、区教委で作成した教育用の映画についてのみデジタル化が進展したという御報告でした。逆に言うと、その他の映像資料、また、各部各課が記録保存したような映像については、どの部にどれだけの資料があるのかの把握もなく、適正管理、利用に向けた対応の指針もないということだったんです。
その後三年が経過をして、資料の調査は終わったというふうに聞きました。ただ、DVD化はまだ完了しておりませんし、また、それの区民利用を促すような情報提供がないということをぜひ改めていただきたいと思いますけれども、いかがでしょう。

◎板谷 政策経営部長

映像資料の状況につきましては、二十四年七月に広報広聴課が庁内を対象に調査を行い、区民向けに広く周知することや、区の記録映像を目的として制作・購入したものが、複数の所管で保有されていることを把握しております。
映像資料のDVD化につきましては、映像資料の制作目的や活用の頻度、記録資料として保管する必要性などの観点から、各所管で選定を行い、現在、広報広聴課で保有する映像資料の一部以外は対応済みとなっております。
今後は、広報広聴課で未対応となっている映像資料について、二十七年度中にDVD化を完了させるとともに、区が貸し出しをしている映像資料情報を取りまとめ、区ホームページに掲載する等、広く区民の皆様に周知をしてまいりたいと存じます。

◆上川あや

よろしくお願いします。