◆上川あや

最後に、区内に残る戦争体験者の生の声、直の声を映像資料化することについてです。

おととし春の予算質疑で、年に一回、平和映画祭の様子を録画しているだけでは、地域の生々しい戦争体験者のお声は後世にもう残せなくなるのではないでしょうかということを伺いました。区長も、年に一回ずつやっていても、もうやがて間に合わなくなるんじゃないかというのはおっしゃるとおりだと思いますと応じまして、職員の手でお金をかけずに対応を急ぐことをお示しくださったんですが、二年たって何もやっていないんですね。年に一回やっているだけじゃ間に合わなくなると思うんですが、いかがでしょう。

◎宮崎 政策経営部長

戦争体験者の高齢化に伴ってですけれども、引き続き語り部の映像の記録を行うとともに、二十六年度には(仮称)せたがや平和資料館の事業方針作成に向けて立ち上げます事業検討委員会の御議論も踏まえまして、語り部の話を聞く会を拡充しまして、その映像を記録する等、後世に残す貴重な記録として、効果的な活用策を検討していきたいと考えております。

◆上川あや

来年で終戦から七十年になりますので、ぜひ対策を急いでいただきたいと思います。
また、どうせでしたら、三月十日の東京大空襲だけではなくて、山の手空襲、この世田谷が襲われて四万二千人が罹災しています。そういった直の声を集めていただけるようにお願いしまして、終わります。