◆上川あや
続いて、性的マイノリティーへの対応です。
区の男女共同参画プランでは、課題別施策の一つとして、性的少数者への理解促進を明記しています。ここでは区職員、教員への研修とあわせ、講座やセミナーの開催等、区民向けの啓発にも取り組むとしています。
また、さきの本会議での他会派の代表質問に対しましても、性的マイノリティーについて意識啓発に努める旨の答弁がありました。
とはいえ、区がこれまで行ってきた啓発全般を振り返りますと、決して活発とは言い切れないと感じています。ここ数年は年に一回だけ、数十人規模の啓発講座を開いておしまいです。八十八万都市でこれだけではスズメの涙という感じがいたします。
そこで提案ですが、区の広報媒体を積極的に使っていただきたい。男女共同参画センターの機関紙らぷらすへの関連記事も二〇〇三年、二〇〇八年、二〇〇九年と掲載された以降途絶えています。これをぜひ再開していただきたいという点と、また人権週間に合わせて十二月の区報では特集の記事が載っておりますけれども、この中で関連のコラムを載せること等も考えられると思いますけれども、いかがでしょうか。
◎清水 人権・男女共同参画担当課長
区は男女共同参画プランにおいて、男女の人権の尊重を目標に、学校、地域、職場、家庭等あらゆる場面で平等意識を育てることとして、性的少数者への理解促進を課題別施策に位置づけ取り組んでおります。
これまでもセクシャルマイノリティー理解講座の実施や、性的マイノリティーに関するホームページの窓口案内の開設など、取り組みを進めてまいりました。また、相談に対応する職員のスキルアップを目的とした研修を実施しております。
広報媒体における啓発の取り組みとして、情報紙らぷらすを年二回発行しております。紙面も限られていることもあり、性的マイノリティーの関連記事は二〇〇九年以来掲載できておりません。
区報十二月一日号一面の人権啓発の記事については、例年、人権週間を踏まえ、さまざまな課題から掲載しており、性的マイノリティーについてもテーマの一つと考えております。
いずれにいたしましても、区報や情報紙らぷらす等を活用し、今後とも性的マイノリティーの理解啓発に努めていくことは必要であると考えております。委員ご指摘の趣旨を踏まえ取り組んでまいりたいと考えております。
◆上川あや
ぜひよろしくお願いいたします。