◆上川あや
最後に話題を替えまして、本年三月、区が公表した男女共同参画に関する区民意識・実態調査の結果が、大変私には衝撃的だったので、一問取り上げます。
同報告書第十三章のテーマは性的マイノリティー、その中で性のあり方に対する意見が問われましたが、「性のあり方は個人の趣味・嗜好によるものである」とする見方が何と五六・五%、半数以上を占めました。
男性は女性に、あるいは女性が男性に引かれる異性愛が趣味・嗜好ではないように、同性に引かれる同性愛も趣味・嗜好ではないですし、自分を男と思うか女と思うかといったジェンダーアイデンティティー、性自認も趣味・嗜好のように変えられるものでは決してないのですが、根源的なところで誤解があるようです。
区がこうしたデータをつかみながら、誤解を打ち消す具体的施策がないのでは大変困ると捉えています。この点、区はどう認識し、どう取り組まれるおつもりか、対応方針を伺います。
◎宮本 人権・男女共同参画課長
区では、性の在り方について、令和五年六月に施行された性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律(LGBT理解増進法)の基本理念に基づき、正しい理解を広めていく必要があるという認識の下、啓発に取り組んでおります。
御指摘のとおり、性的マイノリティーについて誤った認識をお持ちの方が過半数を超えているという現状につきましては重く受け止めております。
一方で、性的マイノリティーという言葉の認知度については、昨年度の調査において九四・七%と十年前の調査から二四・七ポイント上昇しており、社会における認知度は年々広まっている状況もございます。このため、今後は言葉の認知だけではなく、より正しい知識を広めていく必要があると考えております。今年度、当課では、誰にでも手に取りやすいデザインを心がけた性の多様性に関するリーフレットを作成しているところです。
この中で、性自認や性的指向は個人の趣味・嗜好ではなく、自分の意思では変えられないということを明記するなど、より多くの方々に理解を求めていく内容としています。
本リーフレットのほか、パートナーシップ宣誓十周年を記念して、このたび制作しました啓発動画や、今後、北沢タウンホール等で予定しているパネル展示等を通じまして、性的マイノリティーの方々が身近な存在と感じられるよう、また、性的マイノリティーに関する正しい知識が広まるよう、引き続き努力してまいります。
◆上川あや
ぜひ来年度以降も粘り強く、誤解を解くようお願いいたします。



