◆上川あや

最後に、本庁舎の整備について伺います。
私には本庁舎の改築に当たって整備を求めたいものが今四つございます。
一つ目は、乳幼児を連れて来庁する区民のための託児スペースです。おととし十二月にまとめられた本庁舎等整備基本構想には、子ども連れの方も安心して利用できるようにキッズスペースや授乳室を設置するとありますが、これはあくまで来庁した御本人に世話をしていただくという考え方に立つものだと読めます。そうではなくて、乳幼児をお連れの方も、ひとときお子さんを預けて安心して手続、相談ができる、会議やイベントに参加ができるといったことのために託児スペースの整備を求めます。
二つ目に、補助犬用のトイレです。世田谷区役所には都内の庁舎で初となるこの設備が整えられておりますが、盲導犬ユーザーが犬の尿意などを気にせずに庁内で過ごせる設備としてとても大切ですので、整備を求めたいと思います。
残る二つは、難聴者の補聴器に直接クリアな音声を届ける補聴援助システムと福祉作業所産品の常設の販売スペースです。この二つは、前出の基本構想にも簡単に触れておりますが、その整備をお約束いただきたいと思います。いががでしょうか。

◎秋山 庁舎整備担当課長

本庁舎等整備基本構想では、「すべての人に分かりやすく、利用しやすい、人にやさしい庁舎」を基本的方針の一つとしてございます。具体的には、ひととき保育が可能なスペース、それから、今、委員御指摘のあった部分が書いてございます。ただいままた、さらにそのほか、委員からの御指摘をいただいた点も含めまして、基本設計、実施設計の中で検討してまいります。

◆上川あや

うれしいお答えです。よろしくお願いいたします。