最後に、本年3月、区が公表した男女共同参画に関する区民意識・実態調査の結果が大変衝撃的だったので1問、取り上げます。

同報告書の第13章のテーマは、性的マイノリティ。
その中で、「性のあり方に対する意見」が問われましたが、「性のあり方は個人の趣味・嗜好によるものである」とする見方が何と56.5%。
半数以上を占めました。
男性が女性に、或いは女性が男性に惹かれる「異性愛」が、趣味・嗜好ではないように、同性に惹かれる同性愛も、趣味・嗜好ではないですし、自分を男と思うか?女と思うか?といったジェンダー・アイデンティティ、性自認も、趣味・嗜好のように変えられるもので決してないのですが、根源的なところで誤解があるようです。

区がこうしたデータをつかみながら、誤解を打ち消す具体的施策がないのでは大変困ると捉えています。この点、区はどう認識し、どう取り組まれるおつもりか、対応方針を伺います。