まず、区民健康村について伺います。

昨年9月の区民生活常任委員会の会議録を読むなかで、開設から約40年が経過した区民健康村の「なかのビレジ」、「ふじやまビレジ」ともに大規模改修の準備があると知ったのですが、そのスケジュール感を今一度、ご説明くださいますか?

大規模改修をなさるなら、ぜひご検討いただきたい改善項目が2つあります。
ひとつは、来館者が一人でも、あるいは親子間の異性介助などでも入浴可能になる貸切風呂、家族風呂等の開設です。
2つ目に、車いすユーザーも友人、家族と入浴できる温浴施設のバリアフリー化です。

まず1点目。
貸切風呂ですが、自分の体を他人の目にさらしたくないニーズは、移動教室の子どもにも、一般利用の大人にだって決して少なくないと思うのです。
大きな火傷やアザ、手術の傷あとまた肌のコンディション等にコンプレックス等があっても、また性的マイノリティやムスリムであっても大浴場への抵抗感は増すと思うのです。ところが同施設には大浴場しかないのが現状です。
事実、所管課に伺うと、従来よりそうしたニーズは確かにあり、例外的対応ではあるものの従業員向けの個室風呂をご案内したケースもあると聞きました。
であるならば、この機を利用し、裏メニュー的対応はやめて一般利用者にも開かれた貸切風呂、家族風呂を置くほうが、施設の配慮も向上し、宿としての魅力も増し素晴らしいと思うのですが、改善できないでしょうか?
伺います。

続けて2点目です。
私ごとで恐縮ですが、8年前、がんの進行で母を亡くしました。
骨転移が複数個所で拡大し足を骨折。晩年の2年ほど、車いす生活を余儀なくされました。
自由の利かない闘病の毎日。せめて景色のいい温泉宿でゆっくり家族旅行でも…と宿を探して気づいたのが、車いすユーザーがムリなく温泉に浸かれる温浴施設のある宿が極端に少なかったこと。それが公共の宿であってもです。
浴槽の一部のスロープ化、入浴リフトの導入、防水車いすやシャワーチェアの活用でも一定の改善はできるのに、それらの整備情報すら極端にないのです。
区民健康村には是非それらの整備と情報発信を求めたいのですが如何ですか?