まず、区の「文化・芸術振興計画」の理念にそぐわない区立の美術館、文学館の入館料設定について伺います。
同趣旨での質問はこの2年半で3回目。今日こそ、その改善に向けたお約束を頂ければと思っています。
区の文化・振興計画は、「政策目標2」で次のように書いています。
「年齢、国籍、障害の有無、また、経済的状況にかかわらず、区民の誰もが文化芸術に触れ、鑑賞、体験、参加し、親しむ環境を整えます」
いずれの障壁もなくなることを望むものですが、特に「経済的状況にかかわらず、文化芸術に触れられるようにする」とした部分は新鮮で大変好感を覚えました。
しかし、その実現に向けて「区が何をするのか」こそが重要です。
本来、美術館を含む法規定、博物館法では利用に対価を徴収してはならないと定め、有償化こそが例外です。ならば生活保護受給者からまで入館料を取る必要などないのでは?と問い続けてきました。
以後、区は「関係所管と協議しながらの検討」を2度約束し、2年半が経過しています。
もう十二分に検討時間はあり、区も改善方針を固めたと耳にしています。
そこで確認します。改善なさるその手法、またそのスケジュールも併せてお答えください。
ありがとうございます。
以前の私の問いかけでは生活保護給者に無料観覧を認める公立美術館、博物館の多くでは常設展のみならず特別展も無料としていると指摘しましたが、この点は如何でしょう?
より観覧料が高くなる特別展でも減免を図るのかどうか、区のお考えを伺います。
ぜひ掲げる理念の具体化に向け、更なるご検討をお願いたします。