◆上川あや
最後に、話を変えまして、公園施設のバリアフリー化について伺います。
一昨年10月の質疑で、公園施設のバリアフリー化について伺いました。区の施設整備マニュアルに落とし込まれている整備内容そのものは、公園の入り口ですとか通路ですとか、トイレですとかのあくまでも入り口論だと私は思っています。障害があってもなくても楽しめる遊具や花壇を区立公園にふやしていただきたいといったことを区にお願い申し上げました。
その際、区からは、車いすで利用できる遊具となると大型化する、また他の公園利用者と交錯しない大きな空間も必要といった課題認識は示されたんですが、今度できる面積最大の区立公園、二子玉川公園ではこの言いわけは通らないと思っています。検討状況のほうはいかがでしょうか。
◎関根 二子玉川施設整備課長
仮称二子玉川公園におきましては、検討の当初から、子どもから高齢者、障害のある方など、だれもが楽しめる公園づくりを目指して検討を進めてまいりました。基本計画の検討では、学校PTAや地域住民など、二十六名による検討会の委員として、障害児関係に詳しい方にも参加していただきまして、昨年六月にユニバーサルデザインを基調とした基本計画を策定いたしました。
その後、ワークショップなどによる検討を進めまして、この八月に策定した基本設計では、園内二カ所に子どもの遊び場を設置する計画で、現在、障害児と健常児が一緒に遊べる遊具の設置などを検討しております。また、園内の日本庭園におきましても、ユニバーサルデザインを基調として、また、子どもたちが日本文化を学べる場として整備する考えで、子どもが車いすに乗ったまま水に触れられるレイズドベッドや水の音に親しめる場の設置などを予定しております。
以上のように、障害児でも五感で楽しめる整備を進めることで、委員のご質問の趣旨を踏まえた整備を進めてまいりたいと考えております。
◆上川あや
完成を期待しております。