◆上川あや
続きまして、省エネ、省資源について伺います。
現在進行中の玉川総合支所の改修工事で、私が以前本会議で提案いたしました洗浄水不要の小便器、みずから発電する水栓の設置工事を進めていただいていると伺っています。その導入計画について、まずお伺いいたします。
◎成田 玉川総合支所地域振興課長
玉川総合支所では、現在、玉川総合支所及び区民会館の熱源機器等改修工事を行っておりますが、水も電気も必要としない小便器と、みずから発電する水栓による自動手洗い器を試験的に導入いたします。水も電気も必要としない小便器は、玉川区民会館ホールの男性用トイレへ三基設置を考えております。また、みずから発電する水栓による自動手洗い器につきましては、その使用頻度を見込み、支所、第一庁舎に十二基、それから区民会館のホールのトイレに六基、計十八基を導入してまいります。
◆上川あや
洗浄水不要の小便器を国内で初めて大々的に導入した関西の南海電鉄の事例を御紹介します。導入の初年度、十九駅に七十六台を導入した結果として、節水効果が三万三千二百五十六トン、一〇%の減、また、二酸化炭素排出の削減効果が環境省の排出係数で計算して十九・三トンあったと発表しました。いずれも当初の想定を大きく上回ったという発表でした。区での導入は今回が初めてのことで、その効果の検証はこれからということになるのでしょうが、検証後、その効果を確認した上で、ぜひ区の他の施設にも広げていっていただきたいと考えています。環境総合対策室のECOステップせたがやなどへの取り込みなども考えられると考えるのですが、いかがでしょうか。
◎柳原 環境計画課長
区ではECOステップせたがやでは区職員全員が取り組む環境配慮行動を中心に取り組んでおります。今後きちんと成果を出していくためには、先ほどのハード面、ソフト面あわせて取り組みが必要と感じておりますので、今後もさらに施設所管と連携し、エコ区役所の取り組みを進めてまいります。
◆上川あや
災害時のライフラインの途絶にも非常に強い先進機器ですので、電気の要らない自動ドアの導入とともに積極的に推進していただきたいと要望いたします。以上で終わります。