●あや流!一期一会日記  〜 二度と来ないこの瞬間を大切に。 いっぽずつ歩んでいこう 〜

6月28日 ・ 高校・短大・四大

午後。
来月6日に迫った実践女子短大での講演会に先立ち、その生徒さんが打ち合わせ&ご説明にいらっしゃる。


次いで橘女子高等学校の生徒さん5人が来訪。
授業でのプレゼンテーションの題材に性同一性障害を取り上げたいとのことで、その取材に訪ねてくださった。

性同一性障害を取り上げた人気番組「金八先生」の注目度は高かったらしく皆さんご覧になっていたとか。 性同一性障害についてもさらに学習をして下さっている。 とっても熱心な眼差し。

「実際に当事者に会ってみてどうですか?」
こちらからも質問を向けてみる。

「実際にお話をきいて更に認識が変わりました!」

スンナリと自然に差異を受け止める感受性、キラキラした笑顔がなんとも可愛らしい。


夕方、母校の法政大学新聞から取材をお受けする。
私の取材に合わせ、スーツ姿。フレッシュマンの風情が漂う。

取材後のよもやま話。
昨今の就職活動は大学三年生の今、既に始まっているのだとか。
「四年生になって決まっていないと焦る」という話にあらためて驚く。

私が大学を卒業したときはバブル経済の真っ只中だった。 学生の青田狩りを競う企業。企業に就職資料の請求をすれば、企業イメージを競いあう豪華装丁の冊子が送られてきたものだ。

会社案内にまじって内定通知もヒョッコリ入っていたり、 内定者の心変わりを防ぐため、 夏の企業訪問の解禁日には接待めいた「拘束旅行(そんな言葉もあったっけ…)」を用意する企業も少なくなかった。


狂想曲。

当時の花形産業は金融や証券。
文系に限らず理系の学生たちさえもこぞってこれら企業への就職を決め、流れこんだ。
そして今、卒業時の企業に勤めている人はどれだけいるのだろう…

時代のうねりの中でこそ、流されるだけではない個の舵取りが問わる。
バブルの隆盛と崩壊を経験して感じるこうした教訓。 これは今の学生に限らず、今の私にも通じる教訓である。


6月27日

よる7時。下北沢。
衆議院議員・保坂展人さんがホストを務める「元気印ミーティング」にゲストとしてお招きいただく。

会場は、世田谷区男女共同参画センター「らぷらす」研修室。
前回この研修室を利用したのは冬の只中、私自身が選挙への出馬をめぐり、怒濤のように悩み、 友人たちに相談を持ちかけた際であった。

…あれから数ヶ月。今、区議の肩書きでこうした場でお話している自分がいることに不思議な感慨を覚える。

会場には春の私の選挙をお手伝いくださった方々がそこかしこに!
再会がうれしく、それぞれにご挨拶を差し上げる。

私が話し手として、いただいた時間は1時間。 「性同一性障害を超えて」と題した講演で、性同一性障害とは何か? 私個人のライフヒストリー、当事者としての体験とその社会環境、なぜ選挙にでたのか…等々。

たっぷり時間があると思って臨んだものの、後半やや早足でまとめ、きっかり1時間で終了。

お聞きになる方々お一人お一人のお顔がよく見える会場の温かな雰囲気に助けられ、リラックスしてお話しできた。

その後、保坂議員が聞き手となってトーク。
相対する人を安心させるお人柄。おだやかな語り口と的確で配慮あるお言葉遣い、間近に人をひきつける魅力が感じられる…。
会場にいらっしゃっている方々も主催のお人柄を反映するホンワカムード。2時間の予定を円満に終える。

保坂議員もご一緒に沖縄料理屋での二次会へ。
近くの沖縄料理屋さんへ向かう道すがら、保坂議員と会話。


現在、国会は戸籍の性別変更を可能とする特別法の成立にむけ、いよいよ佳境にさしかかろうとしている。

一部政界には「女を男にする以外なら何でもできる」といった比喩で、これまでその万能感をあらわす表現があったとお話。

「くしくもそれさえも実現させることになりますね…」

…なんとも苦笑のエピソードである。


6月24日

選挙に出ると決めて以来四ヶ月。初めて連続した休みを取る。
パートナーとの小旅行。朝の新幹線で伊豆より帰京する。


旅先の伊豆は雨つづき。
海岸沿いを散歩、温泉に入りごはんを食べる。

PHSの電波が届かない場所に泊まったことで、ちょっとはリフレッシュできただろうか…。


今朝のチェックアウト時の宿との会話。

「お客さん、こちらのご利用は初めてでしたか…?」

…どうやら私の顔に見覚えがある様子… ^o^;

「はい、初めてです! お世話になりました(ニッコリ)」

お世話になったお礼を申上げて、旅館を後にする。

午後には事務所へのお客さまが予定されていている。 熱海駅周辺でお土産に干物を買い込み、急ぎ帰路へ。


ちょっと気分を変えようと出かけたショートトリップ。 …どこか因縁めいた旅でもあった。

伊豆に向かう東京駅では、これまで大変お世話になった自由党の大江康弘議員とバッタリ再会。
先週、新大阪駅でも驚きの遭遇を果たしたあとだけに、お互い思わず苦笑い。

「よくお会いしますね〜^o^;

帰路。東京に向かう新幹線熱海駅ではホームのエスカレーターに乗り、ふと振り返れば真後ろに羽田孜元首相がいらっしゃる!

「ど、どうも先日はありがとうございました!m(_ _)m

中学時代、校長先生が朝礼で使う決まり文句を思い出す。

「始めよければ全て善し」
「終わり善ければ全て善し」

うーむ。^o^;


6月19日

7時出発。ペットを扱うお寺の火葬場へ向かう。
たくさんのお花、チーズやハム、ジャーキー。
盛り沢山の好物に囲まれ旅立った。

《バイバイ… (ToT)

昼過ぎ、お骨を拾って実家に帰る。

夕方、事務所へ。地元の市議会議員さんへのGIDに関連した陳情について相談をお受けする。
夜、メールなどを整理し就寝。


6月18日

オウム問題・防犯対策特別委員会に出席。
議題の中心は、今後の委員会運営についての基本方針の確認。

掲げるモットーは、提案型・行動型の委員会運営。

その下地づくりとして初めの一年を、実際の現場に委員自らが足を運び、地元の声に耳を傾けることを基本的に合意。
オウム問題についても、問題となっている烏山のオウム関連現場に足を運び、道場などの内部視察も検討したいとのこと。

オウム問題においても、周辺住民が不安を覚える根幹には、 オウムへの不信感とともに、内部の様子が見えないこと、この先の展望が見通せないことなどの不安があるように思う。 問題の解決に向けては、不安を抱える住民側の声を実際に聞くことはもちろんだが、 もう一方の当事者、オウムの側へのアプローチも必要だと考える。

こうした観点から、理に適っているかは別として、何がしかの形でオウムとの連絡がとれるパイプも必要であろう。 施設内部の視察だけでなく、オウムの側が現状をどう認識しているのかについてもぜひ意見を聞いて両者から話を聞いた上で、 今後についても考えていきたい旨を提案した。


午後、ご家老と下北沢に、お世話になった方へのご挨拶へ。


帰路、事務所から電話。
実家の愛犬が亡くなったとの知らせ…

夜、1時間かけて実家に戻る。
駅から実家までの道程、どこを眺めても愛犬と歩いた道ばかり。
飼いはじめてから10年と半年。 今も散歩で横を歩いているような錯覚にとらわれる。
ココロが痛い。


実家着。
体温を失った愛犬との対面。 (ToT) (ToT) (ToT)

たくさんの素敵な時間を過ごしたことを今更ながら感謝。 本当にありがとう。 ありがとう。

夜半すぎまで寝つけず家人の寝息を聞く。


6月17日

午後。永田町へ赴く。
今日は地元支援者の仲立ちを得て、羽田孜衆院議員にお目通りかなうことになっている。

同道するご家老の車のなかでのつぶやき。
「総理大臣経験者にあうのは初めてだ…」
…ど、同感です。


まずは議員会館へ。次いで秘書さんに導かれ国会へ向かう。

国会議員の事務所がある議員会館と国会とは、通りを1本隔てているのだが、地下通路を通って簡単に行き来できることは知られていない。 先だって参議院の自民党幹事長室に上がる際、参議院会館と参院を繋ぐ地下通路があることにちょっと驚いたのだが、 どうやら3つある議員会館と衆参両院は相互に地下通路で繋がっているらしい。

向かうは衆院内の民主党最高顧問室。
赤絨毯、日本橋三越のような本格的レトロ調エレベータを目で追いつつ、たかぁ〜い扉の目的の部屋前へ。

しばし廊下のソファーで時間調整。いよいよ入室を許される。
緊張の名刺交換と御礼&ご挨拶。


「この度はおめでとうございます」

《お、お、畏れ多い…m(_ _)m

私たちとお会いいただく以前に、民主党内でのGID関連法案をめぐる動きについてはしっかりリサーチをお済ませになっている模様。 とんとん拍子に話は進展する。

当事者の社会環境や成因論、法案成立までの動きや、要件論議の存在など、 率直にお話しするなか深いご理解をお示しいただく。 今国会でのすみやかな法案成立と その後もづづく社会環境整備にぜひともその指導力をお借りしたい旨、お願い申し上げる。

入室からおよそ30分。
和やかなお人柄とご聡明な様子に感動して場を辞する。


議員会館に戻り地下食堂へ。

しぎょうさんとご家老が注文した鰻重セット。
議員会館の食堂って学食みたいだけれど、このメニューについては豪華な風情。鰻茶漬けも楽しめて1800円。 そのボリュームに驚く。しかも味もイケているようだ。 美味しそう…次回の永田町訪問にささやかな楽しみ。


夕刻前、浜四津敏子参議院議員のお部屋へ。

法案成立にむけて与党が足並みそろえてご尽力いただき順調な運びであるとのお話に安堵する。
今後とも必要なお力添えをお願い申上げ、温かなお言葉をいただくことができました。
本当にお忙しいご様子の中、深謝です!!

明日は議会の特別委員会。
資料に目を通して明日に備えよう。


6月16日

午前、文教委員会に出席。

6月の新人事によって、教育担当領域の管理職の多くが新たになっての委員会開催である。
今回は各種関連する報告事項の説明と資料の配布を中心に議事が進行する。
関連振興財団の経営状況、都民体育大会での世田谷区の成績、スクールカウンセラーの配置状況、教育相談事業の概況…etc.、 事務局の準備するレジュメを元に、その表組の数字を追うのに必死になる早さで、それぞれ概要説明が行われる。

今回の協議事項はごくわずか。委員会としての行政視察案の概要の承認可否と、次回の委員会開催の日時確認についてのみである。

夏の文教委員会、行政視察の先は神戸、倉敷、広島。2泊3日である。


6月15日

大阪市・大阪府議会会館で行われたグリーン・ユース・キャンペーン関西政策学習会に参加する。
「性同一性障害(GID)をめぐる地方自治体の取り組みと法制化に向けて」と題して行われた今回の勉強会。 史上最年少で大阪府議会議員に当選した話題の尾辻かな子さん司会のもと、 ゲストスピーカーに小金井市議会議員の若竹りょう子さん、神戸学院大学の大島俊之さん、そして私の3人が参加した。

国会でGID当事者の戸籍訂正を可能とする法整備をめぐる動きが活発化している昨今だが、 大島さんはこの問題に対して20年近く研究を続けてきた法学のエキスパートであり、 市民運動と政治の事情に通じた若竹さんが、彗星のごとくGIDコミュニティに現れた昨年になって、一気に政界への働きかけが加速、 当事者や専門家の積極的な動きがあって現在に至っている。

もっともっと先の話であると想像していた動きが今、現実になっている不思議。
時の偶然と人と人との出会いがおりなす流れがいま、ここにある。
私がいま世田谷区議をしているキッカケもこうした一連の流れに端を発している。


6月14日

午後2時半。四谷・みどりの会議本部へ。

みどりの会議サポーターズフォーラムにゲスト参加する。
世田谷区議会で同じ控え室を使っている木下泰之区議もご参加になっていらっしゃる。 …議会以外で同僚議員を前にスピーカーというのも変に気恥ずかしい(苦笑)。
メインテーマは「人権」。 外国人差別とたたかう「エイリアンアイズ」の高野文生さんのとともにマイクを握った。

みどりの会議の掲げる基本理念のひとつは「多様性」。
外国人差別とセクシャルマイノリティへの差別、 これまで国内政治において省みられることの少なかったこうした問題を真正面から取り上げる、みどりの会議の姿勢に、 あらためて好感をいだく。
「思ってた以上に深刻で考えさせられました」。 そんな声を幾人もの参加者から伺う。

私自身も高野さんの外国人差別の話を聞いて、同じような感想をもつ。
当事者の立場になって物をみることの難しさを思う。

私は私の少数者としての視座で、世の中でよく見えている部分がある反面、 性同一性障害であることのほかの部分で世の多数者の側の視点をもっているのもまた事実だ。
自分に置き換えて想像してみることの難しさを思う。 そのためにもっともよい方法は、当事者から話をきくこと。私もより多くの方から様々な経験をお聞きする大切さを思う。


夜。実家へ。

愛犬はガンに冒されている。あまりに調子がわるく凹む。
私にとってはまさに家族である。
ターミナルケアをはじめて肉親に迎える思い。
後悔のない相対し方をしたいと思う。
合間をみてなるべく足を運ぼうと思う。


6月13日

朝6時半に起床。朝の情報番組に電話出演。
再度1時間ほど床につく。
昨日に引き続き、今日はいちにち一般質問。


夕方、議案が各委員会に付託されて終了。

議員互助会の旅行、同期議員との交流会を申し込む。
控え室で資料に目を通し、19時すぎ自転車で帰路へ。
雨上がり晴れ。満月がキリリと美しい。

明日は合間を見て、実家の愛犬に会いに行こうとおもう。
容態は深刻らしい。胸が痛い…。


6月12日

朝、議会事務局の方と事務連絡。

今日のマスコミ対応などについて基本的な確認を行う。
区役所前の広場には民放放送局の中継車が待機。夕方のニュースに合わせてライブ映像を送るという。
他の利用者さんや議員さんにご迷惑とならないように、 議会終了後、取材者に感想を求められる「ぶら下がり(業界用語だそう)」は屋外でお受けするつもりであることを申し出る。


午前、前日につづき二会派から代表質問、つづいて一般質問が始まる。
いよいよ私の出番はこの3番目。二人の一般質問が終わったところで50分の昼食休憩に入る。

控え室にて、朝注文しておいた仕出し弁当を慌ただしく食べる。
資料を確認しつつ、全く落ち着かぬまま、議会再開を知らせるアナウンスが流れる。

《おぉ〜、落ち着かない》


こっそり「人」の字を手のひらに書いて飲み込むこと2回。議場にむかう。
傍聴席にはテレビカメラが4台。新聞記者さんも複数名いらっしゃっているご様子。
席につき気持ちを落ち着ける間もなく、議長から一般質問再開の声。

「上川あや議員!」
「議長、36番!」 《始まったぁ…》

登壇前に議長に一礼。
登壇して議員席・傍聴席に一礼。
深呼吸してスタート!

原稿に目を落とし、不思議と冷静な自分がいくぶん戻ってくる。 言葉をはっきりと丁寧に話そうと思う。意志がきちんと伝わるように気持ちを合わせなきゃ…


今回の質問の要旨は2点。

現在、区内の外国籍住民は15,600人あまり。 区のホームページには、彼らに義務付けられた外国人登録、外国人相談についても日本語でのコンテンツしかない。 これら事業を行う世田谷総合支所の案内もまた日本語のみである。
外国人相談に寄せられているニーズに則した外国語コンテンツは皆無。 庁舎の中の課名表示、庁舎案内板なども皆、日本語表示である。 ロビーの庁舎案内スタッフは外国語の資質は問われない。 外国籍の人たちの内訳からは中国語、ハングルのニーズが高いはずであるのに、これへのホームページ対応もゼロである。 日本語を読めない話せない人はどうやって必要な手続きや窓口にたどりつけばよいというのだろう…

公的書類からの性別欄についても、男・女の一文字のために社会参加を阻まれている人がいる実情を説明し、 従前の答弁より、さらに広範な書類についてより突っ込んだ削除を求めた。


予定通り、8分弱で壇上での質問を終える。
《…ほっ!》
理事者(お役所用語!。答弁する区役職者をさす)からの答弁を注意深くきく。

答弁にいろいろな言いまわしがあるけれど、単純に鵜呑みにはできません…(苦笑)
――判断の目安としては、こんな感じであろうか。。。。

「貴重なご意見として是非参考とさせていただきます」→ 脈はない(?)
「検討してまいります」→ 可能性がでてきたかも
「〜にむけて取り組んでまいります」→ やってもらえる。でも具体的には?
「〜を目途(なぜか議会では「モクト」と読む)に○○について取り組んで参ります」→ 具体的でベスト

今回の質問に対しては、外国語コンテンツの拡充、庁内課名表示の外国語併記についても具体的に取り組む答弁をいただく。
性別欄の削除に関する答弁についても、 議会質問印鑑証明と選挙の整理券に関するこれまでの答弁にある「検討していきたい」という表現から、 その他の行政書式についても「順次改めてまいります」へと踏み込んだ答弁をいただくことができた。
また、当選後の5月1日から始まった全庁的な不要な性別欄の洗い出し作業についても その実施を議事録に残る公の場で明言いただいたことも収穫だった。

《あと一歩具体的であってほしい。食い下がらなければ…》
結局、二度の再質問の権利をフルに使う。
議会に諮らずとも迅速に決定できる部分もあるはずであると再質問。
そして書類上のバリアだけでなく、区職員の心のバリアがなくならなければ、区の窓口は結局敷居が高いのだということを強調し、 職員に対して配慮を要望した。


《あ〜、終わったぁ〜》

終了後、同僚議員からお言葉をいただく。
「けっこう落ち着いてたじゃない」
「論理的でよかったですよ」
「いい答えが貰えたようですね」

なんだかやっと安心。

議会が終わるやいなや区役所中庭へ走る。
時間調整にあわせてNHKのインタビューに対応する。
その後、テレビ朝日の小宮悦子さんと生中継がつながる。
全体で1分弱と聞かされていた。思いのたけを一気に話す。


夜、事務所にスタッフが集まった。
夕方の生放送を偶然みていたニシオクンが笑いながら感想を聞かせてくれた。
「ビックリしてコップ落としそうになりながら見てた。すごく良かったよ。オーラが出てたよ。」

カメラを前にしても、土壇場での開き直りが激しくなった近頃の私。
火事場のなんとやらである。


6月11日

いよいよ定例議会が始まる。
まずは議会運営委員会へ。
定例議会の開催に先立ち議事進行の下打ち合わせを行う。

議会開催中のマスコミ対応に関する取り決めが議題となる。

事務局 「具体的には2日目午後の上川議員の質問について複数のマスコミから取材希望が着ております」
《会議の席にやや不穏な空気が…》
委員長 「ご異議ございませんでしょうか」
会場  「…」

ちょっと冷や汗が出そうな展開で議会運営委員会は終了。
廊下を出たところで幾人かの出席議員の方にごあいさつを差し上げる。

「すみません。マスコミのことではご迷惑おかけします」
「いえいえ」微笑みを返してくださる様子にほっとする。


午後、いよいよ開会。

区長の開会あいさつ。
各議員の手元にはあらかじめ区長あいさつのテキストが配布されているので目で追いつつ拝聴。
続いて代表質問。
各派閥から数十分かけた質問がつづく。

なるほど〜。老練、颯爽、堂々。味わいや力のある言葉に感心。
私も明日、単なる棒読みでなくしっかり発言しようと思う。
気を落ち着けて壇上に上がれたらいいな、と思う。


6月10日

午前。議会事務局へ。

明日から始まる定例会。一般質問を前に諸般の確認に向かう。
私の議会質問に関連して担当課長さんとお会いする。
前もって議会質問の様子は事務局からお借りしたビデオを元に予習はしてあるものの、一抹の不安。。。
私の出番は一般質問の3番目。議会2日目の昼食をはさんだ午後一番だ。

「確認したいのですが、議長に呼ばれたら、『議長、3番!』と手を挙げて座席を立つんですよね?」
「…その時に言うのは、質問順でなく座席番号です」
《あらら、あやうく大恥をかくところだった…赤面》

「最後に『これで壇上からの質問を終わらせていただきます』と言ってくださいね。 『質問を終わらせていただきます』ですと座席からの再質問が要らないみたいになってしまいますから」
《ちょっとの違いが大違い!…おそろしい。やっぱり確認に出向いて良かった》


午後、永田町へ。
お約束いただいていた議員事務所を仲間とまわる。

夜、自宅と電話。10歳の愛犬の具合が思わしくない。
原因はがん。急速に体調が悪化してすでに終末期に入りつつあるようだ。
かつて私が将来への不安を抱えていたとき、いつもそばにいてくれた彼。
あのころの私はいつもいつも彼に慰められていたと思う。
正直、辛い。私にとってまちがいなく家族だと思うからだ。
寝る前に、インターネットでペットの漢方医を探す。


6月9日

性同一性障害の法整備に関連して午後、共産党の法務部会に出席する。
皆さん本当にご熱心で質疑に熱がこもる。
超党派的に今国会中の法案成立にむけ、ご尽力をいただけるとのことで有り難い。
法務委員会理事の井上哲士議員から現状認識をお聞きする。
ふうむ…。


6月5日

朝からパソコンに向かう。
これまで自分で集めた資料、担当課から取り寄せた資料を読み直し質問通告をつくる。

今日は定例会の質問通告期限。正午を前にして自転車をこいで区議会へ。 駐輪場でもたついているうちにギリギリの時間になって駆け込む。

正午からは質問の順番を決めるくじ引き。番号札の入った封筒を、質問通告を届けた順番に引いてゆく。
事務局、議員らが集まるなか、和気あいあいムードでくじ引き開始。
開示されるたび一喜一憂の声。

私の順番は3番。
一般質問の始まる6月12日の午後一番である。


6月4日

朝、広報小委員会。午後、議会運営委員会。
夕刻、昨日、事務局に打診していた質問について担当課から数度にわたり説明を受ける。

夜、事務所に戻り、ひたすら引っ越し荷物の片づけ。
明日は来客も予定されているのだ…

1時半過ぎ、眠気に勝てず就寝。


6月3日

朝一番、8時30分から議員会館内、自由党の会議室へ。
永田町ではめずらしくない、朝食を取りながらの会合である。
天むす弁当とお茶が用意される中、話し通しの1時間を過ごす。

活発な質疑。ココロの性を変更する試みがコトゴトク失敗していることなども話題に。
また、当事者としては、要件が少ないことを当然望んでいても、 議会の現実を直視すると多数の議員が賛成できる線としては、3年後の見直しに関する付則をつけた現在の骨子がギリギリの線ではないか といった話も飛びかう。

戸籍の性別訂正に関連する法整備について、自由党としても積極的な対応がいただけるとの話に安心する。

15:30 自由民主党本部へ。

麻生太郎自民党政調会長にお会いする。 今国会での法案成立にむけ、協力をお願いする。

与党プロジェクトチームが今国会中での法案成立を目指しているこれまでの動きについても 「今国会中では難しいんじゃないのかね?」 とこれまでの概況は必ずしもご存じない様子…。

性同一性障害の成因や、対象者数、医療のとりくみ、当事者内での骨子への評価など一通りご説明し法案の成立に協力をお願いする。
青木参院幹事長からも協力したい旨、お言葉をいただいていることをお伝えする。麻生政調会長からも協力のご意向をお聞きして終了。
ご一緒くださった小西理議員、岩屋毅議員に深謝です。


6月2日

新人議員を対象とした区内施設の見学会に一日参加する。
特別養護老人ホーム、清掃工場、世田谷パブリックシアター、小中学校などをめぐる。
いずれも他の地方自治体から、その見学先として選ばれるような先進事例。
短時間を駆け巡っての見学であるが百聞は一見にしかず、現場に足を運ぶことで直に感じる態度の大切さを思う。

高齢者の身体能力の改善にパワーリハビリが果たす役割の大きさ、特養施設では大事にいたらずとも「ヒヤリ」とする出来事が 一日に一回は起っているなどの説明に考えさせられる。

三軒茶屋ではパブリックシアターができたことで、街の様子が大きく変貌したという。
実際、周辺にはスターバックスや洒落た喫茶店が多く立ち並び、その波及効果の大きさを感じさせる街並みである。


戸籍の性別訂正が最高裁判所でも認められなかったことで急遽、テレビ局の取材を受ける。
6時以降のニュースで放送するとかで司法に対する憤りと、立法府への期待を伝える。

定例会での質問にむけたデータの提供を今朝一晩で事務局の方にお願いしてあった。
夕刻、庁舎に戻るとすでに詳細なデータが大部分用意されている! これでよりきちんとした質問ができる。
…ほっ。


6月1日

急遽決定した新しい事務所。
宮坂の1丁目から2丁目に移転して何人もの知人が訪ねてくださる。
古めの2階建木造家屋、ペーソスあふれる外観、余裕ある懐かしの間取りに皆、ココいいね!との声。

私は申し訳ないことに、本格化する引越作業を抜け新宿へ。
6月議会の一般質問の下調べにインターネットカフェへと向かう。

チョコを買い込み、眠気防止にカフェインを大量にとりつつぶっ通しでパソコンに向かう。
ネット情報のダウンロードも、プリント速度も我が家より格段に早く便利!
関連資料を検索してまとめ、ひたすら草稿づくりに励む。

6月の定例会の日程は11日から20日。
質問には、会派を代表してまとまった時間質問する代表質問と、個別の議員が個人の持ち時間を質問にあてる一般質問とがある。

質問に際しては予め、議会の事務局に「こういった質問をするのでよろしく」という段取り、「質問通告」という制度がある。
唐突に前ぶれなく質問して答弁者を困らせてはいけないというのがお約束なのである。

私は一般質問の形で10分間の権利がある。質問の通告期限は6月5日正午。


夜、なんとか質問ネタに見通しを持てた気になり帰路に就く。
明日からはまたウィークディ。予定がかなり詰まっている。


5月31日

取材が3連続。季節ハズレの台風せまるなか、新宿へ。
移動して渋谷のホテル。さらにまた新宿へ。

今日は事務所の移転期限。悲喜交々の思い出深い選挙事務所ともついにお別れである。
パートナーのほか、たくさんの人たちが引っ越し作業に汗を流しているはず。

市民の政治を追求するという媒体 「ACT新聞社」、つづく女性誌 『Urb』 はメイクさん、フォトグラファーつきで豪華な陣容に圧倒される。
選挙ポスター、区役所のポートレート以来の本格メイク。

う〜ん。 ふだん自分流の簡単メイク10分程度ですませているだけに、自分の変身ぶりに驚く。

新宿に戻り硬派雑誌 「テーミス」 の取材へ。
朝から何も口にしていない空腹を癒すべく食事のできる喫茶店へ。 すべての取材を終えたのは20時すぎであった。


夜、全てが運び出されまっさらになった事務所に戻る。
物にあふれ人であふれ、投票が迫るにしたがって活気でいっぱいだった事務所が、今は静まりかえり広く感じられる。

間借りして事務所に電話ひとつ無かった時を思い出す。
本当にお世話になりました m(_ _)m


5月30日

オウム・防犯対策の特別委員会に出席。

オウム関連の分厚い資料に呆然。
仲のよい英字紙の記者さんがオウムの取材を継続的に行なっているという。 多面的な情報収集を図りながら、自分なりの考えを表明していきたい。
オウムの信者といえども人である。人権は何人にとっても共通する基本。 慎重な判断が求められていることは間違いない。

新たに区の各課のおこなう定常的な巡回業務 (公園、街路、街燈などの維持管理) に防犯の視点を持たせるという。

職員が不審者に目を光らせると言っても、素人目にみて簡単に不審者と気付かれる犯罪者はそうはいまい。
ただ単純に不審者を見た区の職員に通報を義務づけただけでは実効性に乏しいように思う。
防犯の専門家の眼からは、相応の勘所があるはずで、ぜひそういった意味での研修を行なうべきであるという主旨の質問をする。

予定になかったことなのか、前向きな返答ではあったがどうするのか判然としない。
今後の行方についてはしっかりチェックしていくつもりだ。


委員会終了後、補整予算について担当課から概要の説明を受ける。

「款と項は、予算のいわゆる大項目と小項目で議会のチェックの対象です。 執行側の項目としては更に細目がありまして…」

質問を繰り返し概略は呑み込んだものの、この難解な用語なんとかならないのだろうか。


5月29日

朝10時から文教委員会。
教育基本法の改正論議に関連して請願と陳情が付託されている。

委員会に先立ちネット上で渦巻く賛否に対して情報収集。 議論は宗教教育や愛国心をどう扱うかといったことを中心に沸騰している。

今回、教育基本法をあらためて読み返して、その成立から半世紀を経た今もなお普遍的、今日的であるというのが私の率直な感想。

さまざまな教育課題があることが事実であっても、教育基本法に過不足があって、それらの問題が発生しているとはいえない。 きちんとした議論さえ不十分なのが現状だ。
会派意見としては「継続審査」をお願いする。
一会派をのぞき同意見につき、継続となる。

ちなみに請願や陳情の委員会での「審査」にあたっては、議論の後、各会派ごとに意見表明が求められる。

・趣旨採択 (おおむね賛成)
・採択 (賛成)
・不採択
・継続審議

ちなみに意見表明の基準となる選択肢は上記4つである。とっても議会用語!


夕方、社民党の勉強会に出席。 当事者の生々しい体験談に参加くださった方々の眉間にシワが寄る…
性同一性障害に関連した法整備に社民党としても積極的なご協力をしたいとの言葉。

ありがとうございます!!


5月28日 ・ 赤絨毯

朝10時 中村敦夫参議院議員の事務所へ。
今日は、性同一性障害の特別立法に関連して、自民党の青木参議院幹事長にお目通りが叶うことになっている。 中村敦夫議員が参院本会議で、青木参議院幹事長にお会いになった際、仲介の労をとってくださったことで今日の陳情が実現した。

予定されている面談時間は5分から10分程度。 中村議員、事務所の秘書さんに導かれ、国会内の赤絨毯を歩く。 テレビで見慣れた天井のやたら高い通路。両脇にテレビでお馴染みの重厚なドアが並ぶ。

参議院自民党の幹事長室。 3つの間からなり、多人数でパーティができそうな部屋を抜け、秘書室とおぼしき贅沢な間取りの部屋を通過、青木参議院幹事長のいらっしゃる最奥の間へ… …話すべき内容に集中し、緊張して、最奥の部屋の様子が思い出せない…(苦笑)。

中村敦夫議員、南野知惠子議員が同席くださるなか、簡潔に法案成立にむけた調整にお力添えをお願いする。
要件についても今後、より当事者の視点にたった方向を希望している旨お伝えした。

法案成立にむけて与党内での調整については 「大丈夫です」。 太鼓判に近いお言葉をいただく。 今後の流れについて「私も協力しますから」との有難いお言葉! おおぉ…あ!ありがとうございます!!

「実るほど、コウベを垂れる稲穂かな」。
大物ほど丁重な物腰である例えである。ナリタテ区議の私などにも丁重な物腰、やわらかなご対応に恐縮することしきりであった。ううむ。見習わねば…


中村敦夫議員と院内食堂へ。やっと周囲を見渡す余裕を取り戻す。 豪華な調度品。やたらと高い天井。重厚で趣のある空間が広がる…

議員会館に戻って陳情再開。 今日の約束は自民党の議員さん方が多い。 どの方も丁寧に時間を割いてくださる。
大阪から上京している仲間たちとも合流し、それぞれの体験を熱意を込めて話す。 そしていずこにおいても快いご協力のお言葉をいただくことができた。 みんなの熱意がきちんと通じているからこその反応である。


最後に与党プロジェクトチームで大変なご尽力をいただいている山下英利参議院議員にご挨拶に伺う。
今日は性同一性障害を取り上げた先日の 『クローズアップ現代』 の映像資料を各議員に自らお配りになっていらっしゃったという。

「汗をかいて、人のためになるのは素晴らしい体験ですよ」

なんて素敵な言葉なのだろう!
端正なお顔だちに爽やかな笑顔、そして説得力のある言葉。
多くの議員さんにお会いするなかで、有権者が放っておかないだろうなぁと素直に感じる場合はやはり多いものだ。 それぞれがそれぞれの有り様で、人をひきつける要素を持っている。 智力もさることながら、山下議員の笑顔、とくに女性は放っておかないだろうな…(^o^;


中村敦夫議員のサイトにも今日の面談の様子が掲載されています。


5月27日 ・ 道を拓くために

朝一番に自転車を漕いで区役所へ。
控え室には同室の青空こうじ議員の姿。 ごあいさつと情報交換。携帯電話の番号も教えていただく。

条例改正にむけた背景説明と質疑、さきざきの議会質問の調整などのため、幾人かの職員とのやりとりが続く。 約束をすべてすませ役所を後に。


午後から国会陳情再開。 数名の仲間とともに精力的に陳情する。


夕方から当事者団体連絡協議会が主催する立法にむけたアピールを参議院議員会館内で行なう。

与野党問わず、性同一性障害の人権問題に深い理解をいただいている議員の先生方がご参加になる。 報道陣も通信社、新聞社、テレビ局、ラジオ局までが揃い、かなり壮観である。

カメラが並ぶなか、しぎょうさんの司会進行で議員の方々から順次ご挨拶をいただく。
プロジェクトチームを立ち上げた与党以外にも、社民党、共産党、みどりの会議、自由党からもご参加を得た。 こと人権にかかわる取り組みとして党派をこえてこの問題に取り組む、といった力強い言葉の数々にほんとうに力づけられる。 多くの当事者が必死に足を運び、自らの体験を懸命に語ってきたからこそ、いま、多くの温かなメッセージが寄せられているのだと実感する。

マスコミとの質疑の中で、虎井さんも私も今回の法案骨子について決して手放しでは喜べないことを強調した。 今回の法案骨子では、戸籍の性別訂正の要件として 「現に子がいないこと」 の一文がある。 法案が成立したとしてもこれは問題解決のゴールでなく「新たなスタート」であると位置づけ、 今後より当事者の側にたった法整備にむけて努力を傾けていくことを宣言する。 いま、陳情にまわっている仲間たち共通の思いである。


今回の会見では子供を持つ当事者の本間さんも勇気をもってカメラの前でその思いを語ってくださった。

子を持つ親として、自分だけでなく、子供の将来を心配していらっしゃるお気持ちを切々とお話になる。 まったく光の当らなかった状態から、法律がこの問題を正式に取り上げることで、 これから偏見が少しずつでも和らいでいくのではないかと期待していること。 今後、より多くの当事者が救済されていく道筋として、特別法が成立し、最初の一歩を踏み出してもらうことが、 ご自身にとっても将来へ望みをつなぐ結果になるのだとのお言葉があった。

「今はまったく何もない状態です。全く道のない状態からジャリ道でもいいから道ができて欲しい。 少しずつでも救われる人が出ることで、今後、私のような当事者にとっても暮しやすい道筋ができていくのではないでしょうか」

こうした期待を裏切るわけにはいかない。 法案が成立したとしても問題の根は深く、また広がっている。 山積している。 その解決にむけて私もさらなる努力を傾けていく。
多くの仲間ときちんと喜びを分かち合える日を迎えたいと願っている。


※今日の会見の様子は下記のサイトにも掲載されています。(五十音順)


5月25日

性同一性障害の戸籍の性別訂正に関する法整備について、当事者間でその要件をめぐる論議が盛んになっている。

私は与党プロジェクトチームが骨子として示している現状の要件について当事者間に異論があることは十分に承知している。 しかしあえてなお、私は与党から示されている要件、3年後の見直しが明文化されることを前提に、 今国会の法案成立に向けて私としてできる努力を最大限傾けてゆく。

これは「方針」ではなく「決心」である。

現況を冷静にみて既に要件の増減について議論に乗せ有効な譲歩を引き出せる時期はとうに過ぎている。
実際には現在の要件が議員のコンセンサスを得るギリギリの線であるというのが実態だろう。

現在示されている要件でなら抵抗なく法案が成立する、今なら要件を減らすことも可能ではないか?
会期末までひと月を切った今、こうした楽観論にまったく根拠がない。

私が陳情で感じる空気は全く逆の厳しいものである。
私が国会をまわり接触する国会議員の中には、会期末までひと月を切った今に至ってもなお、この立法に向けた動きを知らない場合が少なくない。
それ以前に、性同一性障害が人権問題であるという認識さえ共有されていないと感じることも多いのだ…

今回のチャンスを活かさなければ当事者の救済の道筋はかえって遠ざかり、 現在の不安定な立法の足場さえ失うという最悪のシナリオを避けるための分水嶺にある。
子どもをもつ当事者にとって戸籍の性別訂正が可能となる状況づくりのためにこそ、今の法案成立が必要なステップなのではないか?

3年後の見直しが単なるリップサービスに終わるのかどうかのボールはまず当事者が握っている。
その改善に向けて引き続き働きかけ、努力を続ける当事者がいるのかどうかが一番の焦点であることは疑いない。
必要と思うなら、誰より自分たちがボールを投げ続けることだ。 座して投げられるボールを待っていても解決はおぼつかないだろう。

子ども要件をなくしていくために、私自身ができる努力は今後とも懸命に傾けていく。
現要件での法案成立後も、必要な陳情には何度でも足を運ぼうと考えている。

そのために今、私は法案の成立が第一に必要だと考えている。
当事者間の団結が必要だと考えている。


5月21日 ・ 陳情へ

今日は朝一番から衆参両議員会館へ。
性同一性障害を持つ者の戸籍の性別訂正に道を開くべく、決死の覚悟で陳情にまわる。


19日、性同一性障害の戸籍の性別訂正に道を開く法制化に向け、与党の検討プロジェクトチームの初顔合わせが行われた。
今国会での法案成立に向けて与党のPTが立ち上がったわけだが、会期の延長が不確実な現在、会期のリミットは6月18日。
すでにひと月を切っている!
法案成立までの過程を考えると、今回、与党は異例中の異例の早さでその成立をめざしているといえるだろう。


今回の陳情に際しては苦渋の選択を迫られた。
法的要件から漏れ、その未来が閉ざされたように感じる当事者が存在することを、実際身近に知っているからだ。
しかし現実を直視して、選択肢は2つしかないように思われる。

1) より多くの当事者が満足できる要件を求め、今国会での法案成立を事実上諦める。
2) 今国会での法案の成立を最優先にし、要件については今後の見直しに求める。

今後、矢継ぎ早に各党の党内手続き、委員会審議などの日程が目白押しとなるなか要件について慎重な論議をする余裕があるとは到底思えない。

私たちが一番危惧するのは、今国会での議案の廃案、あるいは、継続審議という名のもとで事実上、目途の見えない「棚上げ」にされることである。
廃案となれば、新たな立法の取り組みはこの先数年は待たなければならず、世論の関心、国会内での立法に向けた機運は急速にしぼむだろう。
性同一性障害をとりまく法整備そのものが先送りとなる。
その先、再び国会論議が活発になる保証はどこにも無いのである…


昨晩は事務所に泊まり込んだボランティアさんが名刺や資料を夜なべで作成した。
明け方まで作業を続けた末に朝一番から陳情を開始する。
時間の限られたなか、最大の効果を上げるべく複数の当事者とともに陳情にまわる。
必ずしも満足していない要件を敢えて飲み「この機会を逃すまい」と遠く関西から仕事を休み、陳情に参加している当事者たちもいる。


それぞれの将来、いや今後の生存さえもがこの法案の成否にかかっている。
──家を探すことも難しく、医者にかかることにさえ、困難を覚える現在の状況を打ち切るためには、まず法案が成立することが大前提だと思う。
当事者の誰もが賛成できる法案が、議会の多数が同意できる法案とは限らないという事実を率直に見つめるべきだろう。

そして注目すべきは、今回の法案骨子には3年度をめどとした見直しの内容が含まれていることだ。
(これは多くの法案に盛り込まれる内容で、実際に、DV法では、この助けを得て3年を待たず、より当事者の視点に立った見直し作業が進んでいる)

法案の成立には、とりもなおさず議会の過半数の賛成が必要である。
当事者にとっては、「至及点」とは言い難い要件であっても、議会の多数の同意を得られない要件では立法は見込めない。
まずは、満額でなくとも法案の成立を引き出すことが最優先だと思う。
そのためには、当事者ができるだけ結束する必要があるだろう。
立法を勝ち得たうえで、より多くの人が救われるように間口を広げていく努力を今後とも続けていくしかないのではないだろうか。

(ちなみに現在までのところ私自身もこの要件をクリアしていない。 大の親友も子どもをもつ親である…国会の会期に余裕があれば、要件を緩和するために焦点を絞った陳情を行っていただろう。 理想と現実とのギャップ。 心中は複雑である…)


当事者の置かれた立場に愕然とし、協力を惜しまぬ姿勢を表明下さる国会議員さんがいる。
応対くださった方から名刺を頂戴することさえ難しい場合もある。

「5分でも10分でもかまいません! お会いいただける時間を下さい!」
「都合のつく限り、足を運びます!」

区議会での責務と必要な日程を睨みつつ、私自身も出来るかぎりの時間を、永田町に注ぐつもりである。
自分たちが自分たちらしく暮らしていける法整備に向け、まさに今が正念場である。


5月19日 ・ 苦渋

朝からFM東京へ。 今月放送予定の1時間程度の特番のため新たな収録をする。
スタッフさんにFMM東京のパーソナリティ、柴田玲さんのサイン色紙をお願いし、快諾をいただく。
事務所の重鎮「御家老」が大ファンなのである。 苦労かけ通しのなか、ほんのちょっとだけ恩返しになるといいのだけれど…。


今日は、性同一性障害の戸籍の性別訂正問題について、与党の検討チームから現在考えられている法的要件が提示された。
早ければ今国会の会期中に法案成立を目指していると伝えられている。

要件に関しては正直、当事者にとって厳しい内容を含んでいると感じる。

私の親友にも子をもつ当事者がいる。
「戸籍と逆の性」女を生き、女性にしか見えない彼女が戸籍上、男性とされ、性別について変更の余地が全く与えられなとなれば、 社会的な実態として女性である「父」をその家族に強いることに繋がる。
現況の社会システムの中で、その家族は生活上かなりの困難を覚えるに違いない…嗚呼。

しかしながら…
法案の成立についていえば、今国会が千載一遇のチャンスだろう。
会期の延長が見通せない中にあって、今見えている会期末は6月18日。 残された日数はひと月を切っている。
つまり、要件についてここで細かく議論をはじめたのでは、その成立がおぼつかない時期だということは明白な事実なのだ。
今国会で廃案となった場合、次に国会論議の場に法案が日の目をみることは今後4、5年は難しくなる。
また継続であっても、陣容が変わるであろう次期国会では、新たに一からの根回しが必要となってしまう。

個人的な見解としては、まず第一に優先されるべきは、まずは法案が成立することだと考えてる。
そのためには、状況次第であえて厳しい要件であっても受け入れる度量が必要とされそうだ。
しかし、見直し条項が入ることによって、今後より多くの当事者が救われるものとなるよう、努力したい。


5月18日

オープンデイ2日目。
新しい訪問者も増えて身の回りでどういったことに困っているのか、これからどういった姿勢で区政に臨んでいくのか、 ひとりの区民が議員となって日々感じていること、今後の問題点といったことまで、自由な雰囲気のなか会話が弾む。

ホームページをご覧になっていらっしゃった方、これまでの街頭演説をお聞きくださった方なども何人か初めて足を運んでくださったことを嬉しく思う。

「今後、どういったお手伝いしたらいいでしょうか」

参加者の皆さんから本当にあたたかなお申し出があることに深く感謝!!です。

私の今後の活動につながる情報やヒントをそれぞれの方がお持ちになって、この場にいらっしゃっていることが本当に有難い。
今後とも上川あやをよろしくお願いいたします。


5月17日

事務所をひろく公開するオープンデイ、初日。
これまでのボランティアの方々を中心に20数名の方がご参加くださり、和やかなムード。
事務所の座敷が一杯になり、私は車座の中心で、回転する中華テーブルさながら、少しずつ向きをかえ、皆さんとお話しがはずむ。
初めていらっしゃった方も、参加者同士で打ち解けてすでに友人の様相。
私と参加者さんという関係だけでなく、参加者さん同士においても新しい輪が広がってゆくことがとても嬉しい。
明日は、初対面の参加者同士が一緒にソフトボールをするつもりだとか…出会いは突然にやってくるものである。


5月16日 ・ 人生の不思議

「為書き」と聞いて即座に意味がわかる人は、ちょっとした政治通かもしれない。

『為 上川あや殿  必 勝  ○議院議員 △○△○』

といった言葉を書き添えた議員オリジナルのポスターを贈る慣習がある。
政党候補の選挙事務所にはよく見られる巨大ポスターがそれである。


今日は、事務所にお越し頂いた議員さんや、こうした為書き、当選に際して祝電やお手紙をいただいた方々へのご挨拶に、衆参両議員会館をめぐる。

当初予定していた十数名の議員さんの事務所では、いずれも温かな対応をいただく。
ノックしてドアがあいた瞬間、私に気付き、満面の笑みで「おめでとうございます!」とのお言葉をいただくことたびたび。
突然の訪問にも関わらず中にお招きくださる議員さんもいらっしゃって本当にありがたく思った。

エレベーターホールでは、これまで性同一性障害の問題に関する陳情でお会いしたことのある、他の秘書さんたちから何度もお声がけいただく。

「陳情に来ていた上川さんが出てビックリしたけれど、ひそかに応援してたんですよ〜。良かったですねぇ」

みなさんドキドキしながら、動向を見守っていらっしゃったとか。
議員さんに陳情していた側の私が、数ヶ月ぶりに地方議会議員となって議員会館をめぐっている不思議を思う。
去年の私はまったく自分が議員になるとは想像していなかった。
小金井の若竹さんや、国会の家西さんとの出会いがなければ有り得なかった道を今、私は歩いている。
人生って自分ですら予想もつかない展開ってあるんだなあとあらためて思う。


夜、ボランティアの皆さんが、地元に明日、あさっての事務所オープンデイのチラシをお配りくださる。
夜遅くまで本当にありがとうございます m(_ _)m
多くの方がご参加くださるといいといいのだけれど…。


5月15日 ・ 驚きの再会

新人議員の研修会に参加。
今回の世田谷区議選で誕生した新人議員は、私を含め15名。
今日の研修会では、区議会における議決事項、意見書や要望書の提出など、議会運営のあらましを中心に3時間の予定で、概要説明を受ける。

そして報酬や年金制度、健康診断といった待遇、さらには特別区で行なう競馬事業についても言及があった。
ちなみに競馬場の貴賓室は区議も利用できるようだ。
ううむ…私には縁遠い特典である。


夕方、FM東京の報道担当者さんがいらっしゃる。
以前、1時間の報道番組にパートナーと一緒に出演して以来、4年ぶりの再会である。
今月中に特番を作って放送したいとのこと。

以前、取材をお受けした時には、たしか小林という名前で出演した。
別人だと思っていた世田谷区議選の候補者が、当選のニュース映像を見た途端、同一人物だと分かり、たまげたらしい。
出演を快諾。過去の取材も併せて厚みのある番組になりそうな予感。


5月14日 ・ 新緑の表参道

世田谷区が姉妹都市提携をしているオーストリア、ウィーンのドゥブリング区から区長一行がお見えになるということで、 区議会主催の昼食会が表参道で開かれた。

表参道は昨年まで、私がOL生活をしていた街である。 政治活動をはじめた冬枯れの季節から、いま、議員として行事に参加するため、新緑のケヤキ並木を眺めている自分の急激な変化をあらためて思う。

会場は、中華料理レストラン。 区議会事務局と議員有志にが参加しての歓迎の宴で、議員の会食費用はおのおの議員が会費として支払う。 区丸抱えの会食ではない。

昨日の議会表敬訪問で、真っ先に私のもとを訪れ記念品を手渡してくださった女性が、私の隣に座る。

「明日、歓迎会で話しましょうね」
ニッコリ握手を交わし昨日は別れたのだった。

奇しくも彼女があらかじめ座る予定だった席は私が意図せず座った席の隣りであった。

「あなたが隣になれるようにアレンジしてくれたの?」
「いいえ、まったくの偶然です」

互いに嬉しい偶然に驚き、会話も弾む。
話せば緑の党に所属している議員さんとのこと。私自身もみどりの会議の推薦議員という共通点も発見。

出馬した理由を問われて性同一性障害の当事者としての体験も話す。特に驚いた様子はない。

区議会事務局が用意してくださったドイツ語名刺を指差し、 均質だと考えられがちな社会にあっていまやっと性的少数者の問題にも少しずつ光が当りはじめた現状を説明する。

(ドイツ語では女性か男性かで「議員」の訳語が異なる。私は「女性議員」の名刺で昼食会に臨んだ)

彼女によるとオーストリアにおいても東欧諸国から移入した労働者やロマ人をとりまく問題がかなり深刻だとのこと。
メールでお互いに連絡を取り合う約束をして別れた。

彼女は日本のお土産として、足の5本の指がそれぞれ別々に動かせる靴下を探しているとか…(笑)
ちゃんと見つかるといいのだけれど…。


5月13日 ・ 委員会決定!

午後、議員協議会が開催される。
簡潔な配布資料の説明。いずれも基本的にはこの週末に何度か目を通し検討した資料である。

同意を求められ「異議無し」の声。
開催から5分で協議会は終了する。

事務局による調整の労があって、議場の座席、常任委員会、特別委員会などの重要事項は既に示され、各党派、議員から基本的な了承は得られていた。
議員協議会を前に、実質的かけひきはほぼ終了している。

私が所属する常任委員会は文教委員会。
特別委員会は、オウム問題・防犯対策委員会。

基本的な任期は2年である。
がんばらねば。


5月12日 ・ 初めての防災訓練

朝から、多摩川河川敷にて水防演習に参加する。
降水量の増大する梅雨、台風シーズンを前に水災被害の軽減を図る目的で毎年実施されている。

今回の催しで区議会議員からの参加者は過半程度。
見聞する議員のほか、防災服を着用し演習に参加している議員も4名ほど。

「上川さん、上川さん!」

呼び止められて振り返れば、微笑む同僚の区議さん!
防災服のいでたちで、演習にすっかり溶け込んでいるため、予期せぬ呼びかけに驚く。

東京消防庁の消防救助機動部隊 「ハイパーレスキュー隊」 による救助演習、ヘリコプターによる水難救助。 消防団や区職員、自治会なども参加しての土のう工法実演などを見学。

個人でもできる身近な水害対策としてビニールシート(普段は宴会用の大きめなレジャーシートとして使えそう)を活動した防水壁づくりが目をひいた。 用意するものは大きめレジャーシート、段ボール箱、既製品のゴミ袋。 ゴミ袋に水を入れて重しとする。 これをボール箱に入れて並べ、まわりにレジャーシートを捲きつけて水防壁があっという間に完成。 素早く作れて低コスト!
一般家屋でも、出水時の玄関口や地下室の入り口などに置いて活用できるそうだ。

平時からいざという時に備える大切さを思う。 短い時間に手際よく各種工法が実演されるカゲには地道な訓練の積み重ねがあるに違いない。感謝!である。


午後、通信社と地方紙による取材が連続して入る。


5月8日

朝から雑誌社の取材の方がお見えになる。
以前にもお会いしている記者さんとフォトグラファーさんということもあり、くつろいだ雰囲気で話が展開する。

グラビアページもあるらしく事務所前でかなりの枚数の写真をお撮りになる。

「目だけ笑ってください」   《む、難しいご注文を…》

ぎこちない笑顔を浮かべる私に、通り過ぎるご近所の方も微笑んで撮影の様子をごらんになる。

午後は書類の作成やら日程の整理をする。
パートナーは今日も書類の山と格闘し、夕方自沈。
本当に申し訳ない…

そんな間にもいくつもの取材の申し込みが舞い込む。


近頃、地元の世田谷、豪徳寺に限らず、声をかけていただく機会が増えた。

「上川さんですよね。がんばってください!」

乗換駅で。私鉄の車中で。新宿の街角で…
こうしたうれしいビックリは、まだしばらく続きそうな予感。


5月7日 ・ 自分らしい居場所

午後1時からの議員協議会に参加するため区議会に向かう。
議員協議会に先立ち、各派代表者会議 (4人以上で構成される会派の代表者が出席) の内容について事務局より報告をいただく。

今日の議員協議会の議題は、各会派の役員・構成員、各派代表者会の構成についての報告、そして控え室案についての了承を求められた。 開催から5分。 協議会は、議場からの 「異議なし」 の声とともにあっけなく終了!


控え室の部屋割りの基本は、議員一人あたりの控え室面積を極力平等にすること。 会派の人数をもとに既存の部屋が割り振られる。 基本的には、各会派、議員ともすでに部屋割りに関して事務局により調整は済んでいる。

私はいわゆる 《ひとり会派》。
他の 《ひとり会派》 のお二人と無所属のおひとり、私の4人で一部屋を共用することになった。

個々のスペースをどのように配置するのか、その調整は夜まで続く。
午後10時半すぎまで電話とファクスでやりとりを繰り返し、ひとまずの調整は終了。 事務局の方々、本当にお疲れさまです。


今日は、事務局から 「特別区議会議員名簿」 での性別欄の取り扱いに関してご説明をいただく。

《ここにも性別欄が…》

名簿に性別欄が存在する以上、女性としての記載を希望した。
事務局としては私の意志を尊重して対処くださるとのこと。

最終的に女性として受け入れられるかは、名簿を作成する特別区議会議長会にゆだねられている。
女性として立候補の届出が報道されるなか、区民に選出された議員であるという事実をきちんと評価してもらいたい!と私は考えている。

男か女かのたった一文字が障壁となって、自分らしく暮らすことに困難を覚えている人の現状は依然、変わっていないのだ。

こうした一つひとつの積み重ねを通して、社会制度が人それぞれのあり方に寄り添う柔らかさを備えていってほしいと願っている。


5月6日 ・ 虹

会派の届け出に区役所に向かう。
結局、いわゆる 《一人会派》 ということに落ち着いた。
そして会派名は 「レインボー世田谷」。

スタッフみんなでアイデアを出し合った。
多様性を認めあえる社会づくりを!という理念に基づいた命名だ。
しかし問題は略称の届け出。 3文字以内の略称というきまりが…

どうかんがえてもシックリくる略称が浮かばず、考えた末 「虹」 とした。
議場で呼ばれるとき、どんな感じがするのかなぁ…やや字足らずかも?


夜、環境政党「みどりの会議」の茶話会。
東京近県から、みどりの会議の推薦を得て当選された方々が集まった。
手元資料には、今回の統一地方議会選挙での推薦候補者の結果の内訳。 男女別の統計も並ぶ…mmm...

さりげなく手元資料でカウントすると上川あやは女性議員としてカウントされている様子。 …サスガです。

中村敦夫代表委員の進行のもと、各参加者からの挨拶。 そして懇談。

二十数万円で選挙戦を済ませた女性市議、70歳で見事当選した新人議員さん、数年越しの実質的活動の末にトップ当選した市議さんなど それぞれの方々から、さまざまな経験が語られる。

各人各様。 それぞれの選挙のありかたがあって感心することしきり。
あたたかな雰囲気のもと、話がはずむ。
選挙区をこえた連帯感のなか、今後もいろいろなことを学べるのではないかと思う。 新しい素敵な出会いを嬉しく思った。


5月日 ・ 子どもの日

朝、かしわ餅を買って事務所へ向かう。
事務所の入ったビル屋上には、鯉のぼりも元気に泳いでいる。
我が家にはこの季節、兜飾りがあったことを思い出し苦笑する。

午前、健康雑誌の取材。
健康雑誌ゆえ、性同一性障害の医療面に焦点をあてるのかと思いきや出馬にいたるまでの経緯、議員としての今後などがインタビューの内容。
どんな誌面になるのかなぁ…。

午後、月刊婦人誌の取材。
以前から戸籍の性別訂正に関連して継続的な取材を行なっていた。 いよいよ来月号に掲載される予定とのこと。

夕方、お子さんの教育問題にお悩みを抱えたお母さまが事務所にいらっしゃる。
今の私にできることは何か? またその解決に向けてきちんと勉強していく継続性が必要だと痛感する。

夜、スタッフの人達と地元の焼肉屋へ。


5月4日

数ヶ月ぶりの完全オフ。
前夜から、眠れるだけ寝ていようと決めていた。
目が覚めたら夕方4時前だった(苦笑)。

数ヶ月ぶりにキッチンにたつ。
買い置きのあるタケノコの水煮パックと蒲焼きの缶詰をもとに煮物を作る。

食事後、大掃除。
夜、ゆっくりパスタブにつかる。
簡単なデリバリを頼んで、少しビールを飲んだ。
ささやかだけれど、日常が戻ってきたようで嬉しい。


5月2日 ・ 初登庁

トレードマークとなった赤いスーツで区議会に向かう。
今日は、ポートレートの撮影も予定されている。


某紙が私を取り上げた際のタイトル。
「上川あやは赤い服で」

当初想定していたイメージカラーはイエローだったんだけど…
街頭に立ちはじめた厳冬の頃、赤いコートを借りてしのいでいるうち、赤のイメージが定着したのでした(苦笑)


あさ8時すぎ。 報道陣の待つなか区役所へ。
取材カメラの前で、襟章の授与。 つづいて登庁ランプの点灯を行なう。
他の議員さんになるべく御迷惑をかけないよう、取材記者さんへの応対は予定された関連日程の終わる夕刻前に。

撮影に先立ちプロの手によるメイク。 普段の私にくらべてやや派手め。
撮影も順調に終わる。

つづいて防災服の試着。 9月の防災訓練でも着用予定の実用面重視!の地味〜な装い。 ブーツの試着に手間取る。

「履きかえている間に逃げ遅れそう…」 事務局の女性と苦笑い。


議員協議会参加のため、はじめての議場へ。
想像していたよりはこじんまりとしていて、それでいて清潔感がある。
議論を戦わすことのない今は、とても静謐な印象を受ける場所だ。

議員それぞれから簡単な自己紹介。
選挙期間中、毎日街頭でマイクを握っていたというのにちょっと緊張してのご挨拶。

「無所属の上川あやと申します。 よろしくお願いいたします」

ほんのひとことに緊張…我ながら不思議なものだと思う。


昼食をはさみ、午後は三宿の公園造成地での記念植樹へ。
バスに分乗して植樹会場へ。 和気あいあいとした雰囲気。 5、6人で1本の樹を植え、記念撮影。 なんだか「社員旅行」に似ていると思った。

多くの議員さんとあらためてご挨拶ができた。 多くの方からあたたかく接していただき、自分は自分らしく頑張って行けばいいのだと思った。
議員になって、本当のスタートはこれからだと思った。


4月28日 ・ 愛と感動の駅立ち

当選の興奮が過ぎ去った明け方。 事務所には疲れ切った様子のスタッフが何人も寝転がっている。
わたしも1時間の仮眠をとり、7時半から豪徳寺駅前へ。
けさは、メガホンは使わず、素の声でご挨拶を差し上げようと思った。

「選挙期間中は大変ご迷惑をおかけしました!」
「ひきつづきご支援をお願いいたします!」

多くの方が私にお気づきになり、あたたかな笑顔を返してくださる。

「ご当選おめでとうございます」「よかったですねぇ」

一緒になってよろこんで下さる方の多さに驚く。 幅広い年齢層から本当にあたたかなお声をいだだいた。

なかでも印象的だった一言。

「世の中捨てたもんじゃないね!」

温かな思いについつい何度となく涙腺がゆるむ。


1時間半、声をあげながら本当に感謝の思いでいっぱいになった。
これまで支えて下さった方々、そしてご支持くださった方々、皆さんのお陰でいまの上川あやが存在します。

ご期待に添えるよう努力を重ねてまいります。
これからもどうかよろしくお願いいたします。



◆ 過去の日記もどうぞ読んでくださいね! こちらからお入りください。