具体的な成果

★街なかの「座れる場」づくりが進展しています。

 

長い距離を歩けない高齢者急増に合わせた「座れるまちづくり」も上川の長年のテーマです。
この間、区は上川の提案に応じ、ベンチの設置できる幅3m以上の歩道のある区道を全調査。
整備の候補地選定を進め、21年8月には技術指針も策定。
100~200m間隔で設置する目標も掲げ、道路、公共施設、公園部門の連携で「座れる場」づくりを推進しています。

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◆上川あや

続けて、足腰の衰えで長い距離を歩くことの難しい高齢者の急増、ロコモティブシンドロームの急増に合わせた座れるまちづくりについてです。

この通称ロコモに対応したまちづくり、私からは、平成二十六年の一定から七回にわたって取り上げてまいりました。平成二十八年九月の質疑では、この問題への区の対応は、ぜひ所管横断的にするべきだと区長に求め、まさにこの課題は横つなぎ、横断的に取り組むべき課題と御賛同の答弁をいただきまして、昨年三月には座れる場づくりガイドラインもつくっていただきました。
しかし、同ガイドラインはベンチ等の整備のアイデアをまとめた事例集のようなもので、それらの整備を各所管に義務づけたものではありません。それぞれの所管部がどれだけ意識的に日々実践をしていただけるのかということが問われてくるのですが、きょうは道路上での整備について二点伺いたいと思います。
 
まず一点目、座れる場づくりガイドラインの策定後、歩道上へのベンチの整備はどれだけ進んだのかの御報告を求めます。

二点目に、歩道上にベンチの整備が可能となる幅員三メートルを超える歩道のある道路が区道にも八・九キロメートルあると承知をしています。以前、補助一五四号線で実践をしていただいたように、ベンチ整備の候補地を積極的に洗い出し、整備を進めるよう要望いたしますけれども、いかがでしょうか。

◎春日谷 工事第一課長

区では、平成三十年三月に座れる場づくりガイドラインを策定いたしまして、ロコモティブシンドロームなどに対応するため、区道へのベンチの設置に取り組んでおります。道路上にベンチを設置するには、通行の支障とならないよう歩道の幅員が三メートル確保されていることが前提となり、その条件に該当する区道は約八・九キロメートルというところでございます。設置に当たりましては、沿道住民の御理解、御協力が必要不可欠となります。

お尋ねの実績についてですが、平成二十九年度以前のベンチの設置状況といたしましては、補助一五四号線などに六カ所、平成三十年度は小田急線経堂駅近くの世田谷区画街路八号線、通称ユリの木通りの道路築造において、道路部分に二カ所、バス停部分に一カ所設置しております。平成三十一年度は、成城大学に面した道路の拡幅整備において、ベンチを二カ所設置する予定でございます。
御指摘の各路線における具体的な候補地の調査につきましては、補助一五四号線では実施しておりますが、他の路線についても順次進めていく予定でございます。
今後につきましても、全ての方が安全で安心して通行できる道路づくりを進めていくため、沿道の皆様の御理解、御協力もいただきながら、ベンチの設置に取り組んでまいります。

◆上川あや

ぜひよろしくお願いいたします。