具体的な成果

★毎月第4土曜日の「世田谷にじいろひろば 交流スペース」の開設と月3回の性的マイノリティ向けの電話相談がスタートしました。

 

2017年4月から、毎月第4土曜日の「世田谷にじいろひろば 交流スペース」(会場:らぷらす 午後2時~4時)の開設と月3回の性的マイノリティ向けの電話相談がスタート。現在の利用者は大人がほとんどですが、中高生にもニーズがあることを考え、学校の保健室などにもチラシを置くよう努めています。また、常設化の前段として、らぷらすに関連図書や団体のチラシを集めた関連コーナーを作る試みも進めています。

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◆上川あや

最後に、性的マイノリティーの居場所づくり事業について伺います。

先月一日、また二十日の区民生活常任委員会の配付資料にらぷらすの三軒茶屋移転に合わせて性的マイノリティーの居場所づくり事業を始めるという記述が目にとまりました。性的マイノリティーの当事者は、社会的に根強い偏見から孤立をしがちです。特に学齢期には不登校や自殺念慮の割合が高くなると政府の自殺対策大綱でも特記をされています。こうした人たちを対象に、区が居場所づくりを行うという計画を評価いたします。
当初は、横浜市や大阪市の淀川区が既に取り組んでいらっしゃるようなLGBTの居場所づくり事業、場所と時間を設定して会議室などを開放する形でスタートするように伺っているんですが、将来的にはぜひ学齢期の子どもたち、学生が学校帰りなどにふらりと立ち寄れる、安心できるスペースの確保を目指していただきたいと考えています。ですので、学校帰りの夕方から夜までスペースを開放し、関連書籍とくつろぎ、語り合えるスペース、またさりげなく声がけ、アドバイスできる、そういったスタッフがいることが、この種の事業では理想だと考えます。さらに、将来的にはぜひ常設としていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。

◎若林 人権・男女共同参画担当課長

策定中の第二次男女共同参画プランは、基本構想、基本計画の多様性の尊重を踏まえて、男女だけではなく、多様な性を含めた全ての人が尊重され、参画できる社会を目指した計画でございます。基本目標のⅣ、全ての人が尊厳を持って生きることができる社会の構築では、性的マイノリティーの方の相談体制、居場所づくりの整備について記載してございます。
性的マイノリティーの方の相談、居場所事業につきましては、第二次男女共同参画プランの中で、らぷらすの機能充実の一環としてこれまでの相談事業や区民企画共同事業などの実績などを踏まえながら、委員お話しのような、若い方も気軽に立ち寄れる場も念頭に、今後、専門家や当事者の御意見を伺いながら検討してまいりたいと考えてございます。

◆上川あや

よろしくお願いいたします。終わります。