具体的な成果

★男性トイレでも汚物入れの設置が標準化されました。

 

がんや加齢で尿漏れパッドを使う男性は約1割との調査結果も。
上川の提案で23年度から区施設の男性トイレにも汚物入れの設置が標準化されました。

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◆上川あや

初めに、公共施設の男性用トイレの個室にもサニタリーボックスの設置を求めて伺います。

男性用のトイレの個室にサニタリーボックス、汚物入れを置く取組が自治体を中心に広がりを見せています。膀胱がん、前立腺がんの手術による後遺障害や加齢のために尿漏れパッド等が必要になる男性はこれまでも一定数いたことは間違いないわけですが、外出時に使用済みの汚物をどう処理すればいいか悩む男性が少なくないということは、従来そう知られてはこなかったと思います。

しかし、朝の情報番組で長年活躍されてきた男性タレントの方が、四年前、膀胱がんの全摘出手術を受け、その後、パッドの処理にお困りになってきた経験を発信し始めたことで、男性トイレへのサニタリーボックス設置の必要性が広く認識され、その設置に動く自治体がここに来て増えております。

公共トイレに関する社会的課題の改善などに取り組む日本トイレ協会が本年二月に実施をしたアンケート調査でも、同協会の会員、男女約五百六十人から回答を得て、男性の約一割が排泄に尿取りパッドやおむつなどの吸収用具類を使い、その七割が男性用トイレにサニタリーボックスがなくて困ったという経験があったそうです。

ならば、ぜひ世田谷区政においても改善をと思うのですが、いかがでしょうか。まずは、本庁舎を管理する担当部のお考えを伺います。

◎佐藤 庁舎整備担当部長

昨今、前立腺がんや膀胱がんといった疾病の後遺症で尿漏れパッドなどを使用する方々からの声を受け、男性用トイレに使用済みパッドを処分するためのサニタリーボックスを設置する動きが広がっていることを認識しております。

現在、区の本庁舎では、男性用トイレの手洗い場やバリアフリートイレの一部に一般ごみとの兼用ボックスを設置して処分できるよう対応しております。今後、より安全かつ快適にご利用できるよう、第一、第二、第三庁舎、城山庁舎、ノバビルの本庁舎の全てのバリアフリートイレ、合計十三か所への専用サニタリーボックスの設置に向けて速やかに対応してまいります。また、新庁舎におきましても、令和五年度に供用開始される一期棟から、男性用トイレ含め全ての個室トイレにサニタリーボックスを設置してまいります。

◆上川あや

お願いいたします。

続けて、五地域の行政拠点である総合支所や二十八か所のまちづくりセンターでもぜひ設置を進めていただけたらと思います。五つの地域を代表して世田谷総合支所よりご答弁をお願いできますか。

◎清水 世田谷総合支所長

本庁舎と同様に、総合支所及びまちづくりセンターにおいても、バリアフリートイレの一部にサニタリーボックスを設置し、処分できるよう対応しております。
今年度、先行して対応できる施設では、区民センターや地区会館を含め、バリアフリートイレ及び男性用個室トイレにサニタリーボックスを設置してまいります。また、令和五年度に向けて個室トイレに設置できるよう、関係機関と協議してまいります。

◆上川あや

お願いいたします。