具体的な成果

★区の最高会議「庁議」の情報公開が始まりました。

 

当選後、初の定例会挨拶で「情報公開の徹底」を公約した保坂区長。ならば他の自治体で先例がある、政策決定の最高機関「庁議」の議論公開を!と迫りました。平成26年4月、区のホームページに特設ページ「庁議」がようやくオープン。区政情報センターでの閲覧と併せ、会議録と会議資料の公開が始まりました。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

◆上川あや

本日は、区長の掲げる情報公開について伺ってまいります。

おととし11月の一般質問で私より、区の政策決定の最高機関である庁議の公開を提案いたしました。
その時点で、新座市、国立市、埼玉県等の庁議は原則傍聴が可能でした。練馬区、狛江市、堺市、富津市等でも会議録の全文をホームページで公開しておりました。また、板橋区、中野区も議事の要旨をホームページで公開しておりまして、その概略を知ることが可能でした。
ところが、世田谷区は、庁議の開催日も非公開、検討案件も非公開、会議録や附属資料も非公開、傍聴も当然認めないというないない尽くしの状況で、それでいまして、情報公開の徹底と区民参加の推進がうたわれておりました。
ならば、区の意思決定の最高機関である庁議も当然公開されていくべきという提案を行いまして、区長からも前向きな答弁をいただいて、来月でもう二年になります。ようやくここに来て、庁議公開の準備が進んできたと伺っておりますが、どのような状況なのでしょうか。いつ、どのような形で公開するのかも含めお聞かせいただければと思います。

◎宮崎 政策経営部長

その御質問に対しまして、その当時、私のほうからは政策形成過程という問題もあるということは申し上げました。ただ、基本的に結局、結果として出ていくところもあるから、そのときのお尋ねの件でも、経過がわかったほうがより区民参加も含めていいんじゃないかという御指摘だったと思います。
それを受けまして、今年度から庁議におきまして会議録をまず作成しております。この内容がまた政策形成過程なのかどうかということについての判断は、そこはつぶさに見なきゃいけないと思いますけれども、ただ、少なくとも修正を含めての部分ももちろんありますので、これをどういう形でお伝えしていくべきなのかということについて検証を今させていただいています。いずれもその部分をまずもって整理させていただいて、その後に、今、実際上は委員会等の区議会報告も含めて出ているわけですけれども、その経過を含めての部分については、他の会議体の対応も含めて具体的な公開方法について今検討しているところでございます。

◆上川あや

答弁にもありましたとおり、庁議の公開とあわせて、ほかの会議体についてもあわせて検討していくということで伺っているんですが、そちらに護送船団で合わせるんだったら、そちらのほうのぐあいはいかがなんですか。

◎萩原 総務部長

庁内の会議につきましては、臨時の打ち合わせなども含めさまざまなものがございますことから、会議録等の作成につきまして、全ての会議につき一律に扱うことは適当でないと考えられます。しかし、事務の確実な執行や情報公開の推進という観点からも、会議録等を作成する必要がある会議もあると考えます。このような会議録等のうち一定の会議につきましては、世田谷区情報公開条例の非開示事由に該当するような情報を除き、積極的に区民の皆様への情報提供等に努めていく必要もあるものと認識しております。
今後、現在行っております庁内での検討や庁内からの意見聴取、さらに世田谷区情報公開・個人情報保護審議会の御意見などもいただきながら、これらのことにつきまして基準等の作成を進めてまいります。

◆上川あや

もう提案から二年たっていますので、区長の任期が終わる前に、ぜひハイレベルの公開を行っていただかなければおかしいと思います。