先月末からの年度替り。
世田谷区では大幅な組織改正もあって、区役所庁舎内では大規模な部署の配置換えがあった。
先の予算委員会で私からは、庁舎のロッカーや書棚の整理を強く求めていた。
区議会のある第2庁舎では、1階、2階の廊下にズラリと並んでいた職員私用のロッカーが大多数撤去・移設され、2階のロッカールームも事務スペースに衣替え。
私の質問に対する区の答弁は一応履行された格好であるが、結果を見ると決して満足すべきものとも思えない。
撤去された私用ロッカーの跡スペースには、代わりとなる巨大な収納棚が設置された。
棚は天井に迫る高さがあり、ノッペリと灰色一色。
味も素っ気もない金属性の背面だけが区民が行き交う通路に食い込むカタチで並んでいる。
正直な感想を言わせてもらえば、雑然さや倒壊、物品落下のリスクこそ低減されたものの、これまで以上の圧迫感。
これが果たしてこれが質の高い庁舎管理の手法なのだろうか???
古い限られた庁舎の中をどう利用するのか困難な課題もあるが、これで満足しているのかどうか?
あらためて見解を問いたくなってくる。。。
また、2003年6月におこなった私の初質問議会の結果、従来、ほとんど全て日本語だけで行われていた庁舎案内の中身を改善し、日本語を母語としない区民に配慮して、各課頭上の課名表示、各階ロビーのフロア案内板、エレベーター内の部署案内などに英語併記が進められていたのに、今回の各部署の引越し後、新たに書き換えられた案内表示のたぐいには日本語しか書かれていないものが多数。
各フロアの案内板には、単にワープロ印字した紙が雑然とテープ止めされていたり、空気を含んで見苦しい状態のシール張りで応急的な処置がなされているが、今後これ以上に作り直すのかは謎。
たびたび組織改正を繰り返している区政のことだから、余分な費用はかけられないという判断もあるとは思うが、いずれにせよ日本語でしか表示していない。
エレベーター内のフロア案内についても以前は英語併記があったのに、新たなエレベーターでは、これも日本語案内だけに退行している。
今年3月1日現在、区自身が受付・管理している区内の外国人登録者数は、1万4323人。
彼らもきちんと税を払い、区役所に窓口がある国民年金や国民健康保険に加入している立派な区民である。
万単位でこうした外国籍の区民を抱えていながら、どうしてこうも感覚が鈍いのだろう??
また、議員から複数言語表示が必要だとの指摘を受け、一度はその必要性を明確に認め善処した区であるのに、担当者が入れ替わればすっかりその必要性が忘れ去られている。
役所の意識変革が縦割りで局所的、しかも指摘を受けた管理職が椅子に座っている数年間の期間限定では本当に困ってしまう。
「喉もと過ぎて熱さを忘れる」とはこのことではないのか?
一つの部署に数年間、席を置きようやく積み重なった経験が活かされるというその時、移動ということがどれだけ多いかが気に掛かる。
やりがいを覚え、いきいきと働いているなぁと感じさせてくれた職員が、突然、まったく関心や経験もない部署へ飛ばされているのを見るにつけ、役所は一人ひとりの人間の人生やキャリア形成をいったいどう考えているのだろう??とギモンが湧く。
本庁から支所、出先機関、関係団体へ。あるいは人事交流と称して他区へ――政治的な理由で人が飛ばされているなんて観測も役所にはゴロゴロとある。
実際、公務員の友人、知人にこうしたギモンをぶつけると、こうした役所の慣例に疑問符をもつ人が少なくない。
メリットとデメリットは数々あれど、役所の慣習、慣例、そして何を目的に誰を配置替えしているのか?冷静に見つめる必要があるのではないか、と思う。
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おまけに、もう一つ小言を。
つい先日、の世田谷区民会館の横にこれまでにない庁舎案内板が設置された。
「こんなの作ったんだ〜^0^。どれどれ…」と観察してみるとこれまたギモンが…。
まず、点字で触地図を作ってあるのは良い。
良く見ると触地図の下部にはスピーカーが内蔵されているらしい。
どうしたら音声がでるのか分からないけれど、まぁ配慮と工夫なのでしょう。。
さて触地図の横には、巨大な立て看板。
五十音順に部署名が並び、庁舎配置が分かる地図とともに、部署の配置が記載されている。
むろん、五十音による部署案内は全て日本語である。
外国語は英語すら無い。
利用頻度の高い「主な手続き・申請受付窓口」が特記され、各種手続きとその担当課、庁舎内の所在地が表示されているのは一工夫として良い。
この中には、冒頭『外国人登録 Alien
Registration→地域窓口調整課 外国人登録係 Regional Administration Affairs
Division (Alien Registration Section) 第3庁舎 Setagaya City Hall
Bldg.No.3 1st.Floor』とある。
これは一目瞭然、2言語表示で一貫していて情報提供として意味がある。英語だけとはいえ積極的に評価していい。
でもなんで、他の頻度の高いサービスは英語で表示しないのか?
印鑑証明も区民税の相談・申告・納付も、バイクの登録・廃車も、年金や健康保険の相談も外国籍区民に必要なサービスである。
おかしなことに、サービス案内は日本語のみ、しかし担当部署のある建物とフロアだけは英語併記。
両者が連動していなければ何の意味も無い案内に唖然…。
良く見ると新設された時点で既に、表示内容の誤りにシールが貼られている。。。とほほ。
お金をかけて見栄え良い案内表示を作るのも、質が高ければ悪いことではないのだが…。
なんだかちょっと眺めただけでアラが目立つ気がするのは私だけなのでしょうか???