5日から1泊2日で大阪入りをした。
5日にNPO法人和泉女性100人委員会、和泉市男女共同参画センターで行ったイベント「性の多様性を学ぶ」で講師を務めるのが第一の目的。
第一部は、地元で活動しているセクシュアルマイノリティの当事者4人からのお話。
それぞれの性を、体の性、心の性、性的指向(性的に誰に惹かれるのか)、ジェンダーロールに分解して説明。
決して一様ではない性の広がりが認識されたのではなかろうか。
つづく第2部で私から1時間ほど講演。性的少数者を取り巻く社会環境を概説し、当事者としての体験をいろいろお話させていただいた。
最後に15分ほど来賓として会場に来ていた、おっつん(尾辻かな子大阪府議の愛称。この夏、自身がレズビアンであることについて勇気ある告白をした)にも壇上に上がってもらい15分ほどふたりでディスカッションをした。
地元議会からも副議長さんをはじめ、数名の議員さんがご参加くださっていた。
ありがたい評価の声も多くいただき恐縮である。
6日は大阪府立大学へ。
大阪府立大学社会福祉学会のイベント「セクシュアリティと社会福祉 〜性と生の人権について考える〜」に足を運んだ。
性的少数者の人権、障害者の性がイベントの2本柱。
総合司会者のお一人、府立大助教授の東優子さんとは10年近い交友が続いている。久しぶりの再会がうれしい。
話し手には、おっつんと、トランスジェンダーとして教員を務めていらっしゃる土肥いつきさん、障害者の性についての第2部で、松波めぐみさん(大阪大学博士課程)と横須賀俊司さん(県立広島大助教授)のそれぞれから話があった。
いずれも示唆に富みとても勉強になった。
食事しながらの交流会に参加して新幹線に滑り込み。
世田谷に到着したのは24時過ぎ。
強行軍の日程にやや疲れ気味。。。
◆ ◆ ◆
10年前まで都内の公益法人でサラリーマンをしていた私である。
思い起こすと秋のこの時期はメチャクチャに忙しかった覚えがある。
サラリーマン生活の最後の2年間、地方自治体が主催する勉強会、講演会を支援する国の委託事業を担当した。
秋の10、11月と年度末の3月は全国的な講演会シーズンに当たり、私も月の半分以上を地方で過ごす出張族であった。
一転、議員になって講演をお引き受けする機会が多くなった。
やはり秋は自治体などからのご要望が多い。
講演させていただいた自治体での高い評価が、他の自治体に波及する結果になっているようで、相次ぐご依頼に時に汲々としている。
当方のこうした事情を理解し、一年前も前から日程の打診をいただいている自治体も複数あり、頭が下がる。
本当にありがたいことだと思う。
この秋、すでに地方自治体の人権担当職員を対象とした法務省人権擁護局・人権教育啓発推進センターによる人権指導者研修会を皮切りに、足利市、川越市、金沢市、和泉市などの自治体関係、立教大学、日本医科大学、地元・世田谷の下北沢成徳高校などの教育機関、社団法人部落解放・人権研究所といった公益法人でお話をさせていただいた。
昨年、性同一性障害特例法が施行され、この問題が国レベルの人権課題に明確に位置づけられた背景もあり、行政機関、教育機関の情報ニーズもかなり高まっている。
各地の自治体が正確な理解に努め施策に反映してくださるよう期待しているし、教育機関による啓発もむろん重要な課題である。
課題は世田谷だけで解決できる筈もなく、私としても聞いていただける人がいるのなら、ともに考えていただける機会があるのなら、なるべく足を運びたいと考えている。
ご要望元の事情によっては、ほぼ一日を費やしてボランティアベースというケースもある。
そして議員としての立場が本分。議会活動が最優先である。
区議会の本会議、所属委員会の会議は無欠席を通しており(議会運営委員会での私の立場は「委員外議員」。つまりオブザーバー参加ゆえこれに含まない)、与えられた発言機会を効果あるものとするべく準備も重ねている。
それゆえ区議会定例会中にいただくご要望の多くは心苦しくともお断りしているのが実際のところである。
こうした事情が時期的な講演会の集中に拍車をかけている。
私の頭の中では、今月末に始まる次回定例会もすでに照準に入っており、その準備に焦り始めている。
議員就任から2年間の成果報告も取りまとめ発行するつもり。
個々人からお寄せいただくご相談についてお会いし、お話をする機会も増えている。
すべきことテンコ盛りである。
多忙ゆえのうれしい悲鳴は12月初旬の次回定例会終了まで続きそうだ。