東京レズビアン&ゲイパレードに朝から参加する。
欧米ではPride、あるいは Pride
Parade と表現されることも多い同種のパレードだが、東京での開催は3年ぶり。
日本では札幌や名古屋でも開催されている。
Prideの名のとおり、性的少数者が人としての尊厳を守られ、謂われのない差別を受けずに平等の地平を歩けるように、との願いが込められている。
昨夜の嵐から天気も持ち直してうす曇り。
比較的しのぎやすい天気で歩くのにはまずまずの天気だ。
主催者団体やボランティアの中には多くの友達が参加しているけれど、きっちりとした仕事ぶりの一方で疲労の色もうかがえる。
朝早くから忙しく動き回っているそれぞれの様子には本当に頭が下がる思いだ。
本当にありがとう…です。
行進に先立ってエイズ予防財団主催のHIVに関するシンポジウム、続いて同性愛者のエイジングをテーマにしたシンポジウムなどが野外ステージで進行する。
ともに関心あるテーマだけれど、知人、友人に次々遭遇して嬉しい再会が続く。
私の講演を聴きにきてくれた学生さん、メールでやりとりしたことのある方々、講演先の四国や九州で仲良くなった友達が上京してきていたり、今日新たに多くの方が声を掛けてくださった。
それぞれ言葉をかわす時間は本当に少なくなってしまって残念だったけれど、嬉しかったです。本当にありがとう!
(そうそう。よかったらご一緒した写真、メールで送ってください)
今日はパレードの出発に先立ち、実行委員長の岡部さんのあいさつに続いて、私カミカワがステージ上での挨拶に立った。
社会に姿を見せる大切さと共に歩ける歓びを伝え、そして大切なお役目として、友人のおっつん(尾辻かな子大阪府議)を会場のみなさんに紹介した。
ステージ上で、自らレズビアンであることを堂々カミングアウトする、おっつん。
2003年の4月の統一地方選で一緒に当選して以来の付き合いで、折々の思いを耳にしてきただけに、今回のおっつんの勇姿を眺めていてホノボノ良かったなぁ〜と思った。
カミングアウトに至るまでの道のり、その思いを素直に語るすがたを傍で眺めていた私もなんだか胸が熱くなった。
おっつん格好よかったヨ。思いの成就ホントにおめでとう。
主催者が当初予定したパレード参加の申し込み枠3000人は早い段階でオーバーしている様子。
広場は人であふれている。
渋谷公会堂の前からパレードはスタートする。
主催の砂川さん、親友でもある(野宮)亜紀ちゃん、岡部さん、中田さんと並んで、おっつんと私がパレードの先頭を歩く。
マスコミの取材者もかなりの数に上っている様子。
一部の週刊誌はグラビアを組むらしい。
渋谷・公園通り、明治通り、表参道、原宿駅前を経て広場に戻るコースを50分程度で行進。
最初は驚きながらも、沿道の人たちにニッコリ手を振ると手を振りかえしてくださる方も多く、反応は結構いいかんじ。
特に女性、若い世代の反応がいい。
また場所柄、外国人の方が多いのだが彼らのリアクションがまた明るくポジティブで嬉しくなった。
今年のニューヨークのパレードには現市長が挨拶で行進がスタート、ヒラリー・クリントンなどの政治家も多数かけつけている。
パリやベルリンの市長は自らが同性愛者であることを公にして市民の信任を得ており、市内のパレードではそれぞれ先頭を歩くときく。
多くの市民がそのあとを堂々と歩いていることは言うまでも無い。
思い立ってゲイの某地方議員にも「パレード一緒に歩こうよ」と声をかけてみたのだが…。
「いいね。いつ?」と出だしの好感触はすぐに暗転した。
「13日?お盆まわりでいけないわ。線香上げるのが議員には大事なのよ」と。
この地元・世田谷以外の出身が議会の過半をしめる区議会議員の流儀でものを考えてはいけないとあらためて気づかされた瞬間だった(苦笑)。
ともかくも同性同士の愛にも法的保障を与える動きは日本を除く先進国においてほぼ共通のものだ。
人種差別も性差別も、勇気をもって発言するひとの存在があって常に社会は動いてきた。
黙っていては始まらない。
問題の可視化が打開の鍵だ。
この偏見との闘いに私も微力ながら力を添えていきたいと考えている。