わたしやほかの人たちの一人一人の声は小さい。
でも一つ一つを紡いでいけば大きな声になる。


上川あやは考えます。



●性同一性障害とは…

心の性と体の性のくい違いに苦しみ続ける状態のことで、WHO(世界保健機関)の分類にもある疾患名です。 わが国では日本精神神経学会のガイドラインにそって、2,000人余りの人々が性同一性障害と診断されています。 原因は胎児期のホルモンの作用と見られていますが、完全には解明されていません。


●上川あやも性同一性障害の当事者です。

上川あやは、平成10(1998)年に性同一性障害の診断を受けました。戸籍上は男性ですが、今は、女性として仕事に就き、日常生活を送っています。 なぜ自分を女性と思うのかとよく聞かれますが、「自然にそう感じる」としか答えようがありません。 みなさんが自分を女性だ、男性だと感じるのと同じです。決して、好き嫌いで性別を選んでいるわけではありません。


●誰もが、安心して、自分らしく

必要な時に必要な医療を受ける、職業を得て働く、住居を確保する、愛する人と家庭を持つ…これらのありふれた願いが、 性同一性障害を持っている人々には叶えられないという状況があります。 誰もが、不当な偏見や差別を受けず、幸せになる権利を持っています。 上川あやは、自分の体験を糧に、誰もが自分らしく幸せにのびやかに暮らせる社会を願っています。


●「個」を認め合える、みんなにやさしい社会を

上川あやは、子供やお年寄り、さまざまな障害を持つ人など、弱い立場の、声を上げにくい人たちの思いを受け止めたい、 社会や地域に向かって働きかけていきたい、そう思っています。


●ちいさな声、社会にとどけ!

上川あやが悩みぬいて出した結論、それは、自らが抱えてきた性同一性障害の問題を糸口に、誰もがのびやかに暮らせる地域社会をめざそう、ということです。 性同一性障害に限らず、さまざまな少数者の人権問題に光をあてていきたい。

この小さな声に共鳴してくださる、あなたのお力添えを切望しています。

ご意見、ボランティアのお申し出など、心からお待ちしています。