議会活動報告と成果

上川あやの議会活動報告です

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病弱児童・生徒の教育について区教委は関心が薄すぎる。善処せよ(質問原稿より)

2010年 06月 10日 - 00:00 by aya kamikawa

続いて、病弱児童・生徒の教育について伺います。

質問の第一は、病気を理由に区立学校を長期欠席している児童・生徒の把握です。
まず、区立学校を長期にわたり病欠している児童・生徒はどれくらいいるでしょうか。
また、長期欠席者の学習状況を、教育委員会は把握しているでしょうか?
その把握方法と把握されている現状も含めて、ご説明をいただければと思います。

質問の第二は、区内の病院に入院している児童・生徒の教育についてです。
長期入院中の児童・生徒に対する教育には、大きく二つの方法があります。
ひとつは、特別支援学校・分教室としての、あるいは区立学校の特別支援学級としての「院内学級」を開設しての教育。もうひとつは特別支援学校、あるいは区立学校から教員を派遣する「訪問教育」です。
現在、区内に入院施設をもつ病院数は44箇所に上ります、うち小児科併設病院は13箇所、300以上の病床をもつ小児科併設病院だけでも5箇所です。

ところが区内の院内学級は、都立の光明(こうめい)特別支援学校が「国立生育医療研究センター」に開設した「そよ風分教室」が唯一です。

同校から教員を派遣する「訪問教育」が実施されている病院も、関東中央病院の1箇所のみであると東京都から伺っています。つまり区内の殆どの病院で、入院する児童・生徒に教育は提供されていないのです。
区は、区内の病院に入院する児童・生徒の教育ニーズがどの程度あるのか把握をするべきです。また場合によっては、品川区、葛飾区がそうであるように、区立小中学校の特別支援学級としての「院内学級」の開設も考えられるのではないかと思いますがいかがでしょうか。
それぞれ、考えを伺います。

第3の質問は、在宅療養中の児童生徒に対する教育です。
東京都に確認したところ、特別支援学校の訪問教育を受けている区内の在宅療養児童・生徒は現在12名だそうです。ところがこうした教員派遣制度があることを、区教育委員会は私から説明を受けるまで知りませんでした。つまり、長期の病欠、あるいは入院の報告を受ける、小中学校の先生方も、正確な情報を持ち合わせていない可能性が大ということです。
世田谷の子どもたちが、本来得られる教育の機会を失うことがないように、訪問教育という選択肢があることについて、積極的な周知を図るべきであると考えますがいかがでしょうか? 見解を伺います。

最後に、特別支援学校の教育支援を受けるに当たっての学籍の問題を取り上げます。
都立特別支援学校・分教室での学習、同校派遣の訪問教育を受けるには、特別支援学校に学籍を移すことが必須の条件となっています。このため、特に私学に籍を置く、児童・生徒は退学したくないばかりに学籍を移せず、必要な教育を得られないケースがあると伺っています。

前出の品川区、葛飾区が開設した区立の院内学級では、学籍を移すことを基本としながらも、実際的には学籍の有無にこだわらず、病院に入院する児童・生徒を柔軟に受け入れ、教育を提供していると伺っています。こうした柔軟な姿勢こそ本来あるべき教育機関の姿勢であると思います。
区から都に、学籍に拘らない弾力的な児童・生徒の受け入れをはたきかけるなど、積極的な改善努力を払っていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。考えを伺います。