あや流一期一会日記

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7月3日 特別区職員研修所で講演。文教委員会。オスロで学会発表。

2009年 07月 05日 - 00:00 by aya kamikawa

3日、特別区職員研修所の人権研修で特別区職員を対象に「性的少数者と人権」と題して講演をさせていただいた。
23区が共同出資する特別区・人事厚生事務組合運営の研修所で「性同一性障害」や同性愛、両性愛者を取りまく人権課題が集中的に取り上げられたのは今回が初めて。
講演では近年、国内でも蓄積の進んできた各種のデータを紹介し、都内でもっとも対応の進む世田谷区の現状についても触れました。各区の取り組みに少しでも反映してもらえれば嬉しいのだけれど…。

ちなみに現在、世田谷区が配布中の男女共同参画情報紙「らぷらす」最新号にも「一人ひとりを大切にするやさしい社会へ ~性同一性障害の方への理解を~」なる記事が!(Web版も、こちらからご覧いただけます)
数日前、議員控室のポスティング資料を整理しつつ、『らぷらす』最新号のページをめくったら、主治医で友人でもある精神科医・針間先生が紙面に出ていてビックリでした(笑)
でも担当課の皆さん、性的少数者の課題は「性同一性障害」だけではありません。
法務省人権擁護局も強調事項に掲げている性的指向を理由とした差別(つまり同性愛者、両性愛者に対する差別)も性差別の一種です。しっかりこの課題もトピックとして取り上げていただかないと困ります。次の号とかに記事、載るのだろうか??(この点は週明け、担当者に確認せねば~!!)

☆ ☆ ☆

6月30日は文教委員会に出席しました。議案は無く、報告事項の聴取のみ。
トピックは以下のようなものでした。

1.報告事項
(1)教育委員会における財務事務の改善について(中間報告)
(2)教育相談室砧分室の移転について
(3)平成21年度せたがや平和資料室の特別展示事業の実施について
(4)夏季休業期間における区内大学との連携事業について
(5)世田谷税務署・世田谷都税事務所の合同庁舎化に伴う区施設の整備について
(6)その他

私からは(3)の平和資料室の特別展示事業について、主会場の教育センター・1階ロビー横の中央図書館でも連動した取り組みをおこなってほしい旨の要望を出しました。
より具体的に言うと、せっかく教育センターを主会場に平和を考える特設展示を行うのだから、その会場真横にある中央図書館でも「平和を考える図書」などを選定し特設コーナーを設けてはどうか?と提案しました。所管課長からは積極的に検討する旨の誠実な印象のご答弁をいただきましたがどうなることか――?
答弁を素直に解せば、今夏の中央図書館(ひょっとして他の図書館にも?)には平和や戦争を考える特設コーナーが当然、設けられることになるのでしょう。期待をこめて結果を見守ります^^

☆ ☆ ☆

オスロにて
6月20日、ノルウェーのオスロで開かれたトランスジェンダー・ヘルス専門家協会にてスピーチを行いました。
発表演題は、The Impact of the “GID” Law on Transgender People in Japan。大阪府立大学の東優子さんとの共同発表(といっても全編英語のスピーチゆえ私のパートはごく一部)で、壇上に立ち聴衆の皆さんから多くの拍手をいただきました。オープンなトランスジェンダーの当事者が広く市民に支持され議員となり、再選もされているというのが、多くの聞き手にとってはツボだったようです。

同学会は旧名、ハリー・ベンジャミン国際性別違和学会。トランスジェンダリズム/「性同一性障害」に関して最も歴史と権威のある国際学会です。
参加者の中身も幅広く、文化人類学者、社会学者、法学者などから、ソーシャルワーカー、精神科医、臨床心理士、セクソロジスト、形成外科医、婦人科医、内分泌科医、等々と多岐にわたっていて刺激的な学会でした。
今学会の参加者は300名以上で過去最高。うち日本人も(確認できた方だけで)12名に上り、こちらも過去最高とのことでした。
なんでも、私が区議会本会議出席のために参加できなかった初日の開会セレモニーは、ノーベル平和賞の授与式で有名なオスロ市役所で行われ、ノルウェー皇太子もオスロ市長もセレモニーに臨席だったとか。
さすが、在日大使館の日本語サイトでも「社会と政策 ~同性愛者に対する平等な待遇と配慮~」を堂々掲げているノルウェー。本気度のあらわれ方が違います(当該ページはこちら)。
今回の会議では「性同一性障害」という医療概念からの脱却、脱医療化の是非が大きな議論になっていていろいろ考えさせられました。
また、昨年、来日しお会いした、Eli Coleman氏(世界性科学学会会長,ハリー・ベンジャミン国際性別違和協会会長などを歴任)や、フランスのアクティビストArmand Hotimsky、アメリカのアクティビストJamison Greenと3年ぶりに再会(前回はフランス・リヨン市立図書館の主催イベントで共にシンポジストを務めました)できたことも嬉しい出来事でした。

☆ ☆ ☆

惜しむらくは私の英会話の能力不足。
毎回、海外の会議に参加して思うことだけれど、20代の終わりに8ヶ月間、シンガポールに暮らし、日常生活を何とか大丈夫かなぁ~?レベルの私の英語能力では全くこうした会議の場合、太刀打ちできません。
実のところ、来週月曜日もアメリカ人の学生さん二人が私の取材のため区議会を訪れる予定。インタビューや取材、ご相談等で、月に1、2回はコンスタントに英会話を強いられている私。会議への参加は、やっぱりきちんと勉強しなくっちゃダメだなーと改めて考える機会にもなりました。仕事は不定期で忙しいし、生来、やり甲斐や楽しみを見つけられないと習い事が続かない性格だし^^;どうしましょ?うーん^^;