あや流一期一会日記

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4月5日 春本番。区議会報告。LGBTに絡んで色々。

2009年 04月 05日 - 00:00 by aya kamikawa

新宿御苑
4日、新宿御苑で親友とお花見と洒落込んだ。
桜は満開、お天気もまずまずの週末とあって、すごい人出でビックリ。
新宿という場所柄(?)もあって一目見てゲイとわかる一団もあちこちに。
それぞれ伸びやかに自分たちらしく過ごしていて、さしもの性的マイノリティ(少数派)も、ここでは決してマイノリティじゃないなーと思えるほどのVisibilityでした^^

そんなこんなで次々に友人・知人に遭遇。
顔を出した友達グループの宴席で新しく友達までできる盛り上がり様で楽しい一日を過ごしました。
このところ昼夜を問わず議会対応に追われまくりとても不健康な日々を過ごしていたけれど、春の一日、陽の光をいっぱいに浴びて命の洗濯をした気分でした。

☆ ☆ ☆

月末、32日間にわたった長い長い区議会の定例会もようやく終わりました~。
議会活動報告にある通り、私も全領域7日間にわたって予算質疑に立ちました。本会議にも登壇・質問をしたのでこの春の議会質問は計8回。
3月27日の最終日には再び本会議場の壇上に上がって新年度予算への意見開陳を行ないました。
意見開陳をお読みいただけば「普段こういう議員活動してるんだな~」とざっくり分かる記述となっています。
ぜひぜひこちらからその内容をご覧ください。

☆ ☆ ☆

今回の私の予算質疑の基本テーマは社会的マイノリティに対する支援策でした。
聴覚障害者の避難誘導、視覚障害者誘導用ブロックの計画的な改修、ホームレス・DV被害者に対する定額給付金の事務、がん手術経験者への検診案内――などその内容も盛りだくさん。
それぞれの担当所管から、かなり前進のある答弁をいただくことができました。いずれも早々にかなりの事態の改善が図られる見込みです (^0^)v
このほか、近代建築物の保全、指定保養施設の運営改善、民間の禁煙・分煙店舗の拡充策、区立集会施設の整備計画の見直しについても提案・質疑を行いました。

☆ ☆ ☆

本会議では、久しぶりにセクシュアル・マイノリティを取り巻く環境改善について取り上げました。
このテーマでの議会質問は2年ぶりのこと。久しぶりではあるんだけれど、このブログの「議会活動報告」のカテゴリー分けから見る限り、このテーマでの議会質問は今回で14件目であるようだ。
今回は保健所、総務部、教育委員会、研修調査室、生活文化部の各部署に質問を投げかけた。ぞれぞれの担当が非常に誠実に対応してくださったおかげで、これまでの自治体議会の答弁でも前例がないほど、前に出た答弁を得ることができました。

特に教育委員会事務局の答弁が素晴らしかった!
世間の圧倒的な偏見におもねるのでなく、はっきりと当事者の生徒を護り、社会の差別・偏見に対峙してゆく姿勢を明らかにしてくださった。これだけの答弁を出すには相当の勇気と決断が必要だっただろうと思う。
区教委は、まず、区立学校にも性的少数者の児童・生徒が当然在籍する蓋然性を率直にお認めになった。この意味は非常に大きい。
これまでの地方議会の答弁では「実際の把握はありません」的な答弁がほとんどだった。つまり行政側が「当事者の生徒がいる」という基本的立場をとらないために議論がどうしても空論気味だったのだ。区教委の今回の答弁は教室に当事者生徒がいることを前提に教育活動を行ってゆく決意を明らかにするものでもあったのだ。
そのうえで「性同一性障害や性的指向などを理由とするいじめも絶対に許すことのできない人権侵害」であるとした。「万が一、そうしたいじめを発見した場合には、被害にあった子どもを絶対に守るという強い決意のもと、迅速に差別や偏見を解消するとともに、養護教諭やスクールカウンセラーと教員が十分相互協力し、区の教育相談室の機能を有効に活用するなど子どもの痛みに寄り添いながらケアを進めてまいります」と決然とお答えにもなった。これを裏付ける教職員研修についても「人権問題としての性同一性障害や性的指向を理由とする差別について教職員への周知や理解の徹底を図っている」と現状認識を示した。
「性の多様性とその尊厳について子どもたちに教育する必要があるのでは?」との問いかけに対しても「ご指摘の課題も含め保健の授業など教育活動を通して科学的な知識をもち、人間尊重、男女平等の精神に基づく望ましい行動が取れるよう児童・生徒を指導してゆく」と現実に対応してゆく姿勢を明らかにした。
従来の行政答弁のほとんどは「教職員研修に取り入れる」止まり。教育内容にまで踏み込んだ答弁は恐らく世田谷区教委が全国でも初ではないだろうか。

世田谷保健所も「医療・保健・教育などの専門職が性の多様性について理解するとともに、性的少数者に対する社会の正しい理解が求められている」と各部門に対応を促す答弁を下さった。研修調査室もこのテーマを今後とも人権研修に取り入れてゆく姿勢を明確に示してくださった。関係各位の誠意ある対応に心から感謝です!!

☆ ☆ ☆

金曜夜は、かねてからご招待いただいていた映画『MILK』の試写会に参加。
映画の冒頭から涙がこぼれそうになって困った。結局、4、5回、涙がこぼれました。。。
映画でこんなに涙したのは久しぶり・・・。
主人公、ハーベイ・ミルク(Harvey Milk)は全米で初めてゲイ(男性同性愛者)であることを明らかにして公職選に当選した実在の人物。
同性愛者の権利回復運動の先駆者として世界的に知られた彼だけど、その末期は衝撃的・・・。映画は元同僚議員に射殺されるまでの彼と周囲の人々の8年間を忠実に描いたもので、アカデミー賞8部門にノミネート、2部門(主演男優賞、脚本賞)を受賞した話題作とあって試写会場も超満員でした。
アメリカと日本の政治現場の空気はぜんぜん違うなぁ…と思ったけれど、私自身の体験にも重なる部分がたくさんあって、何度も心を突き動かされました。
気付けば、セクシュアル・マイノリティであるかないかに拘わらず、まわりも涙を拭う人ばかり・・・。「こういう問題は自分には縁遠い」、と思っている人にこそ見てもらいたい!感動作品でした。

☆ ☆ ☆

感動的な映画のご紹介をもう一つ。
4月25日から一週間、世田谷区下高井戸の下高井戸シネマで、「優れたドキュメンタリーフィルムを観る会」の上映会が今年も行わるとのご案内をいただきました。
今年のテーマは「見よ、この人を!」。毎年、珠玉の感動作品を連続上映しているこの会だけに、期待大!
詳しいご案内はこちら
ぜひ、世田谷まで足をお運びください。