あや流一期一会日記

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7月20日 ホタル祭りとサギ草市

2008年 07月 22日 - 00:00 by aya kamikawa

世田谷代官屋敷で開かれた「せたがやホタル祭りとサギ草市」に。

せたがやホタル祭りとサギ草市
豪徳寺から上町に向け、歩き始めたところで、お友達でライターの松沢呉一さんとバッタリ。
突然だけどご一緒しません?とお誘いして、一緒に世田谷の夏の風物詩を楽しんで帰ってきた。
代官屋敷内のホタルドームに続く小道は長蛇の列。お子さん連れの方々がやっぱり多い。

でも思いのほか、サクサク行列ははけて、私たちもホタルドームへ。
淡~く、儚げな光りがそこかしこにあって、ちょっと幻想的。
暗闇に目が慣れてくると、ずいぶん沢山のホタルがいるのだと気づいた。
一緒に入った子どもたちからは次々と歓声が上がる。
その声からは、驚きと興奮が伝わってきて、小さなホタルドームでの体験だけれど、結構、貴重な体験になっているんだなぁ…と気づく。
でも、子どもたちが初めて見たホタルが、都会の片隅の夏のイベントの養殖ホタルだというのは、やっぱりちょっと淋しいことだよなぁ、と思う。

世田谷では、成城の「みつ池」に、かろうじて天然のゲンジホタルが自生しているけれど、23区でホタルの自生が確認されているのは、目黒の自然教育園と、この「みつ池」だけ。
しかも、遺伝的に関東の在来型といえるゲンジボタルが自然繁殖していると確認されているのは、「みつ池」だけであるらしい。
各地で盛んに行われるようになったホタルイベントには、環境教育としての利点も確かにあるのだろう。

しかし、ホタルイベントについて勉強してみると、そこには気をつけなきゃいけないポイントが沢山つまっているんだなぁーと気づく。
ホタルやその餌となるカワニナには、それぞれ地域ごとの遺伝特性がある。
しかし地域特有の遺伝資源に、無配慮に行われてきたホタル養殖と放流の結果、各地で遺伝資源が撹乱され、本来そこにいなかった種の混在が進んでしまっている(多摩地区はこの傾向が顕著)。
イベントのため、無配慮に灯した明かりが光害(「ひかりがい」と読む)となってホタル同士が出会えず、繁殖できないため、天然ホタルが翌年は壊滅状態に――なんて事例もあるようだ。

以前の議会質問で、区もホタルイベントを後援しているなら「ぜひ注意してくださいね!」的な質疑をしたことがあったんだけど(当日のやりとりはこちら)、危機感があるんだか、無いんだかわからない担当所管の反応で頼りないなぁ~と不安を覚えたことを思い出す。
天然ホタルと共生できる街を後世に伝えてゆくために、今すべきことは何だろう…。
これからも勉強を続けて、適宜、発言を続けていかなければと思っている。