あや流一期一会日記

※文中の画像は、一部を除き、クリックしていただくと大きな画像でご覧いただけます。 Internet Explorer をお使いの方で、大きな画像にカーソルを乗せたときに右下に「拡大ボタン」が表示されるときは、 そのボタンを押していただくと、さらに画像を拡大してご覧いただくことができます。

◎2009年08月

8月26日 補正予算説明。平和資料室特別展。LGBT音楽祭。

2009年 08月 27日 - 00:00 by aya kamikawa

午前10時、区議会控室へ。
9月15日にスタートを切る次の定例会(会期末は10月20日。32日間の会期を予定)が迫ってきて、気持ちは既にやや焦りモード。。。
午前中一杯は、役所を巻き込んで開催を予定しているシャント発声についての勉強会の開催準備、溜まっている課題や雑務の整理に終われるばかりで時間が過ぎてしまい、昼食に出る暇もなし。午後1時から区議会委員会室にて、「ひとり会派」の3会派+無所属議員で区から、平成21年度第2次補正予算ほか、14件についてご説明を受けた。
次第は次の通り(括弧内は担当部)。

1. 政策経営部案件
(1)平成21年度一般会計補正予算(第2次)案等について
(2)平成21年度世田谷区追加緊急経済対策について
(3)公益法人制度改革に係る対応等について
(4)公共施設整備方針に基づく取組みについて
2.都立梅ヶ丘病院跡地利用の調査研究について(政策経営部・保健福祉部)
3.世田谷ワーク・ライフ・バランス推進指針(案)について(生活文化部)
4.希望丘中継所の活用について(清掃・リサイクル部)
5.緊急雇用対策事業について(産業政策部)
6.世田谷区農地保全方針(案)について(産業政策部・みどりとみず政策担当部)
7.子ども部案件
(1)「世田谷区子ども計画」後期計画(素案)について
(2)保育サービス施設の整備について
(3)(仮称)子育てサービスステーション北沢の整備について
8.「世田谷区立図書館ビジョン」(素案)について(教育委員会事務局)

時間が押すのを判っていながら、ついつい質問を繰り出してしまい、全体の聴取+質疑を終えたのは17時すぎ…。約4時間かかりました。
その後もひとり、控室で残務整理を続け、退庁したのは21時すぎ。
それでも予定していた仕事量はぜんぜん終わっていない…。
嗚呼…このまま10月末まで、怒涛の日々が続きそうな予感。。。

☆ ☆ ☆

8月に入って、戦争と平和を考えるテレビ番組が連日、放送されていて、この夏も幾度となく画面に見入ることになった。そしてもう何度目になるだろう…? 今年もまた映画「火垂るの墓」を観て涙…。もう7、8回は観ているはずなんだけど、年々、飽きるどころか、ジンワリ感が深くなってゆく。これが歳を重ねるということなのだろうか?? ^_^;
16日には世田谷区立教育センター・エントランスホールで開かれている「せたがや平和資料室特別展 ノーモア戦争 ~太平洋戦争の参加を語り継ぐ~」を観に行った。
今年の展示には、世田谷区生涯大学の講師とその修了生で構成された「にいなな会」協力のもと再現された、戦時下の食べ物のサンプル(蝋細工?)も展示されていて、なおのこと興味深く、なかなか盛況でした。展示会場を仕切るボードには展示を観た方々の感想もご本人の公開承諾を得て掲示されていて、こちらも非常に興味深かった。

・「日常は「すいとん」が常食でした(80歳)」
・「飯はもっと麦が多かった(70代)」
・「のうりん1号や、ゆがいたあわ、ひえ食。米にありついた記憶は余りなし(74歳女性)」
・「おばあちゃまに「白いご飯はもっと黒くてひどかったんだよ」と聞いてびっくりしました(小学4年)」

――などなど、区内にお住まいの方々の貴重な証言も次々。
ぜひ後世に伝えてゆくべきだなぁ…と思いました。議会活動にも是非活かしてゆきたいと思います(ちなみに家に帰って調べたところ、ご感想にあった「のうりん1号」は、戦前、開発されたジャガイモ品種らしい。当時の食生活が偲ばれます…)。
教育センターでの「せたがや平和資料室特別展」の開催は今月31日まで。
9月2日以降は、北沢タウンホール(9月2日~15日)、烏山区民センター(同17日~30日)、尾山台地区会館(10月2日から15日)、砧総合支所(10月17日~31日)で順次、開催の予定です。ぜひぜひお出かけください。

☆ ☆ ☆

最後にお知らせです。
今月28日、下北沢の北沢タウンホールにて「第1回 LGBT音楽祭」が開かれます。
LGBTはレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を並べた言葉で「性の多様性」を理解するうえで大切なキーワード。
近年、先進諸国ではLGBTを切り口にした映画祭の開催が盛んだけれど、LGBTを切り口にした音楽祭の開催は珍しくて、とっても画期的!!だと思います。
その立ち上げには、NHK「ハートをつなごう」のコメンテーターとしてもお馴染みの石川大我くんが関わっていて、区と区教育委員会も後援するイベントとなっています。
歴史的(?)な第一回目、ぜひぜひお出かけください^0^)v

8月12日 シャント発声の勉強会。相次いで講演。風のかたち。

2009年 08月 13日 - 11:06 by aya kamikawa

9日は久しぶりに、喉頭がん、咽頭がんの手術で声帯を失った後、声の回復に「気管食道シャント法」を取り入れた方々の団体「悠声会」に参加させていただいた。

昨年9月の議会質問後、同会に参加させていただいたのは今回で2回目。
この間、プライベートでお会いした方もいらしたけれど、一同に皆さんと会するのは本当に久しぶり。再会と交流が嬉しかった。(当時の議会質問はこちら
会の終了後も、シャント(医術的な迂回路の意)の手術に熱心に取り組んでいる、癌研有明病院の福島啓文医師と、同じく新潟県がんセンターで取り組んでいる佐藤雄一郎医師、術後の音声リハビリテーションに先駆的に取り組んでいる言語聴覚士の亀井知春先生とランチを共にすることができた。みなさん私と年代も近くて会話が弾み、今の医療現場が全般的に抱えているもろもろの課題もお聞かせいただくことができた。
基本的には国政上の課題が多かったけれど、医療崩壊の兆しはそこここに顕れていて本当に深刻…。一議員として非常に勉強になった。

昨年の議会質問では外気のチリやホコリ、冷気から呼吸器を守る「人工鼻」と、肺の空気をシャントで食道に送り込み、食道粘膜を震わせて声を取り戻すチューブ、「ヴォイスプロテーゼ」の双方を区認定の日常生活用具とするべきだ、と区に対応を求めたが、行政を十分納得させるには、まだまだ情報不足…。
…というのもこのシャント法、日本では、まだまだマイナーなリハビリテーションなのだ。
がんの手術などによって声帯を含む喉頭を摘出した「喉頭摘出者」は、国内におよそ2万人~3万人。このうちシャント法を声の回復法に取り入れたケースは300例余に過ぎない(昨年の議会質問時のデータ)。これは「喉摘者」全体から見て1~1.5%に過ぎない。
一方、欧米ではもはやシャント発声こそが音声回復の切り札でありスタンダードであると認識されている。その導入の年月は長く、オランダではすでに「喉頭摘出者」の90~95%にシャント法が導入されるまでになっている。これら導入例のおよそ9割で声が戻っているそうだ。声帯を失った後も、多くの人が声を取り戻し、社会復帰を果たしているのだ。
日本では既に欧米では廃れた感のある「食道発声」(食道と胃に空気を送り込み、ゲップの要領で発声する)が、今も音声リハビリのスタンダードとなっている。この場合、長い訓練を経ても、会話を取り戻せる人の割合はせいぜい2~3割とのことだ。
シャント法の普及を妨げている第一の要因はメンテナンス用具のコスト。
その改善のためには、用具を「日常生活用具」と認めて公的給付の対象とするのが早道だ。その認可の権限をもつのは区市町村。だからこそ私は世田谷区から日本のこの閉塞的状況を変えてゆきたいと思っている。
――ということで局面打開に向けて、この夏、区の担当管理職と患者さんたち、治療やリハビリに携わっている医療者の先生方を交えて区庁舎で勉強会・意見交換会を開こうと調整中――。秋の予算要求を前に打開のきっかけになるといいのだけれど…。

☆ ☆ ☆

この夏も講演のご依頼が相次いでいる。
7月8日、大手シンクタンクの日本総研で講演させていただいたのを皮切りに、区内にある日大商学部、ザ・プリンスパークタワーで開かれた異業種交流会、奈良県橿原市の「部落差別等撤廃と人権確立を目指す奈良県民集会(参加者1300人!!)」と続き、今月5日には皇居前の某大手金融機関で、当社・通算5回目となる講師を仰せつかった。この金融機関で人権研修の講師を務めるのは3年目。テーマはいずれも「性的少数者と人権」である。
月末にかけて和歌山、愛媛にも講演に伺う予定。9月の区議会定例会/決算審議を前に政策研究も進めなければならず、気分はかなり気ぜわしくなってきた、、、本分の議員活動も頑張っていかないと!!

☆ ☆ ☆

最後に、素晴らしい映画が上映中なので皆さんにご紹介――。
8月1日から、東京中野区のポレポレ東中野で伊勢真一監督作品の「風のかたち―小児がんと仲間達の10年―」が上映されています。

小児がん患者とその治療に熱心にあたる医師の10年間を丹念に追いかけたドキュメンタリー作品で、私も7月1日、北沢タウンホールで開かれた「優れたドキュメンタリー映画を観る会」主催の完成上映会で拝見し、感涙!!でした。
今月28日まで上映予定とのこと。
大切なご家族、あるいは友達とぜひぜひ味わっていただきたい作品です。