2006年 10月 28日 - 00:00 by aya kamikawa
このところ講演や取材がいくつか続く。
先日は、世田谷チャイルドラインの受け手の方々を中心にお話をさせていただいた。
自分の性の違和感を、家族や友達にも口にできずに過ごしてきた私の子ども時代を思い返すと、チャイルドラインのように否定することなく、しっかり聞いてもらえる人の存在って本当に大切だなぁ…と思う。
会場に向かうため、世田谷線に乗り込むと、目の前に旧知の区の職員さん。
「これから上川さんのお話を聞きに伺うんです」というのでビックリ。
同道させていただいた。
辿りついた会場にも、これまで見知った方々が多く、和気藹々とした雰囲気のなか、お話を終えることができた。
講演を終えた後も話が弾み、夜11時頃まで長居。
お世話になりました。また皆さんにお会いしたいです。
来月10日、札幌で行われる講演会で、北海道庁から後援名義をいただけたとのご連絡が入る。
LGBT(いわゆる性的少数者)の催しで、道庁が後援名義を出すのは今回が初とのこと。これまでは申請しても下りた事がないらしい。
地域にすむ当事者のこれまでの努力の積み重ねが行政の変化をもたらしているのでしょう。すばらしい。
札幌の講演では懇親会も開かれる予定です。
旧友にもあえるし新しい出会いも楽しみです。
ぜひ講演会にお越しください。
2006年 10月 24日 - 00:00 by aya kamikawa
議会控え室で、武蔵大学の学生さん二人から、視覚障害者誘導用ブロック(点字ブロック)について、取材をお受けする。
これまでアイマスクや白杖を使った実地体験などを重ね、視覚障害をもつ方々や地方自治体についても取材を重ね、点字ブロックの問題を考えてきたものの行政を中心とした制度や枠組みが難しく課題整理が難しかったということで、私に白羽の矢が当たったということらしい。
先月私が
朝日新聞に投稿した記事をご覧になって、ぜひ取材をしたいとのご要望であった。
大学から貸し出しを受けたカメラで一連の取材を撮影、映像を編集して一定の方向性を見出すところまでが課題らしい。
1時間半ほど、私の把握と考えをディスカッションの中でお伝えする。
点字ブロックの敷設に当たっては、ニーズの見込める場所、敷設するべき場所を絞り込む必要があること、なおかつ当事者にとって意味あるブロックを敷設する必要があることを中心に説明する。
点字ブロックのJIS規格の目的は、目が不自由な人にとっての識別のしやすさだけでなく、他の歩行者にとっての不快感の低減にあるとの説明にあらためて感心した様子だった。
その後、せっかく議会に来たのだからと、区議会本会議場をご案内。
思いがけない社会科見学に興奮気味の彼女たち、ちょうど二十歳になったということもあり、政治への意識も新たになった様子である。
再会を約束してお別れ。
真っ直ぐな眼差しの彼女たち。お話している私も楽しかったな。
きっと、また会おうね。^0^)v 今日もステキな出会いに感謝です。
2006年 10月 23日 - 00:00 by aya kamikawa
雨の中、川越市の公民館へ。
公式な性別適合手術をはじめて手がけた埼玉医科大学総合医療センターに向かうバスのルートにある公民館。
道中、見慣れた景色が続く。
行政が開く人権問題講演会で「セクシャルマイノリティの人権問題について」と題してお話をさせていただいた。
同じ会場、同じ担当者のもとでの私の講演も二回目となる。
国、地方行政の開く催しでお話させていただく機会は多いものの、「セクシャルマイノリティの~」と性の諸相を正面から捉えたタイトルは珍しい。
私自身は性同一性障害だけでなく、性の多様性を広く踏まえた講演をするのが一般的なのでありがたいのだけれど、タイトルにそれを示そうとすると難色を示す行政担当者が多かった。
「性同一性障害」は法に明記されているために使用OKでも、その他の課題については正面切って掲げるのをためらうケースが行政には多いのだ(国もこの例外ではない)。
昨年講演したこの川越では、再度の講演を要望する声が強かったとのお話だった。
それを裏打ちするかのように今日の講演会場には、昨年と同じ参加者さんの顔がそこかしこに。
「昨年も聞かせていただいたんですよ」
「ええ、お顔を覚えてます!ありがとうございます!」
嬉しい再会である。
昨年同様、参加者の年齢層は高かったけれど、会場の反応は鋭敏だ。
講演では私の過去の数々のエピソードを紹介。時に笑い声があがる。でも最後には涙を流して共感してくださる方々が多かった。
「来年も来てくださいね。予約よ」
すでに懇意になっている担当者はなおやる気マンマンである
2006年 10月 20日 - 00:00 by aya kamikawa
ようやく一ヶ月にわたった区議会の最終日。
私も毎週数回ずつ議会質問を繰り返す日々…。タフでした。
今日も土壇場になるまで原稿がまとまらず寝不足。(-"-;A ..
9時半、早めに登庁。
朝10時から議会運営委員会に出席。
最終日の本会議の議事進行を確認。
早くも次回定例会の提出予定案件の説明を受ける。
13分で議運は終了。これでもいつもよりやや長めかな。
控え室で仕出し弁当をいただきながら、午後からの登壇原稿をなんとか仕上げる。
頭が疲れきっていて文章の「て・に・を・は」にすら、もはや自信が持てない。。。
親友の携帯にメールを流し一読してもらいチェック。
「あたしには完璧に見えるんだけど…」と返答あってやっと安心。
午後1時、本会議が始まる。
決算特別委員会の委員長から長々とした報告。
ついで区議会各派からの意見タイム。
区議会での意見開陳の順序には独特の決まりがある。
反対会はから発言することが一つ、もう一つは小数会派から発言すること。
反対会派と賛成会派を交互に発言させる慣例で、今日の私の発言順序は4番目。
共産党、無所属、無党派、虹(つまり私)、改革派、政策、区民連、公明、自民で終了。
登壇して8分程度の意見を申し上げた。
全ての意見開陳を終えていよいよ表決。
平成17年度の決算認定は全て可決。
ついで陳情2件は簡単に取り下げ承認。
北朝鮮の核実験を非難する決議を全会一致で可決して終了。
この時点で午後3時。
やっと終わった~(つかのまの開放感)
そのまま傍聴にきていた河合香織さん(ベストセラー『セックスボランティア』の著者)と合流。1時間強の取材をお受けする。
夕方は控え室で残務整理。
5時半過ぎ、下北沢に移動。
男女共同参画センター「らぷらす」で開かれる男女共同参画プランの策定委員会を傍聴するためである。
シモキタ到着後、同僚とふたり、中華料理店で軽く食事。
「あ~、このあと傍聴じゃなきゃ飲みたいんだけど…」と同僚の目がビールを追いかけている…(苦笑)
今日の第8回策定委員会で最後。
私の関心事だった、性的少数者に関する記述が別ページに記述を変えて盛り込まれる方向に議論は収束する。
性的指向についても、用語の説明を書き加える意向の様子。
先だっての意見交換会での勇気ある訴えは相当に印象深かったらしく、「感動的な発言があって…」と委員長も何度かおっしゃる。
区が今月2日まで実施した「(仮称)男女共同参画プラン」素案に対するパブリックコメントでは、寄せられた99件の意見のうち61件までもが、性的マイノリティに関し、記述の拡充を求めるものだったとか。
その内容を読んだ策定委員の方々にとっても印象深いものだったらしい。
教育分野を含めて偏見を無くしてゆく取り組みが大切だというのが、その場で語られた感想だった。
目の当たりにした同性愛者の姿、そして生の訴え、パブリックコメントによって個々に寄せられた意見の存在は行政の担当者にとっても大きかったと思う。
「じゃあ、どこにいるんですか?」という状態がこれまでだったのだから。。。
私もこの秋の定例会、5回にわたって性的少数者、特に同性愛者の苦悩について言及した。
プランは今後、所管部で整理され、区長に上程。
区幹部の集まる庁議にかけられて、議会へと示される。
その行く末を私としても期待を込めて見守っていきたい。
2006年 10月 17日 - 00:00 by aya kamikawa
昨夜は、教育テレビの番組「
ハートをつなごう」に出演のためタクシーでNHKへ。
性同一性障害の当事者が語り合うプログラムの収録がその目的。
ナビゲーターは堀尾正明アナ、そしてレギュラーコメンテーターにソニンさん。
課題の当事者側としての参加は、虎井まさ衛さん、森村さやかさん、土肥いつきさんとそのパートナーさん、杉山文野くんとお父さん、そして私。
専門家の立場からは、針間克己先生。
業界筋としてはなかなかに濃ゆい面々。
一家言ある面々だけに話は尽きず、収録はなかなか終わらない。
夜8時から始まった収録が終了したのは実に0時半であった…^^;。
議会会期中ということもあってわたしは相変わらずの寝不足。
収録を終えた控え室で「顔が死んでるよ」とDr. 針間から指摘される始末。
あ~あ疲れは隠せない…もっと元気顔で出演したかったな…。
収録後、渋谷センター街近くのお店で食事。
帰宅したのは明け方4時半。
1時間だけ仮眠をとって議会の質問づくり。
質疑の朝になって内容を大幅変更。議会へ向かう。
今朝は朝10時から区議会の決算委員会で缶詰。
朝2番手で質疑に立って、ようやく今シーズン8回目となる私個人からの質疑を終えることができた。ふぅ。
次の本会議の登壇は今月20日の午後。
平成17年度予算の決算認定で意見開陳をおこなう予定です。
ぜひ傍聴においで下さい。
教育テレビの番組「
ハートをつなごう」 放送は、10月25日(水)、26日(木)午後8:00~8:29
再放送 11月1日(水)、2日(木)午後1:20~1:49
番組もぜひご覧ください。
2006年 10月 15日 - 00:00 by aya kamikawa
下北沢の世田谷区男女共同参画センター「らぷらす」で開かれた、男女共同参画社会を考えるパネルディスカッションと素案についての意見交換会「あなたとわたしの未来」に参加した。
会場の参加者は40人くらいだろうか。
坂東眞理子氏をコーディネーター、世田谷区男女共同参画基本計画策定委員会のメンバー4人をパネリストにパネルディスカッションはかなり面白い議論があった。
しかしその一方で、意見交換の時間があまりに少なすぎた。
意見交換がスタートした時点で残り時間15分。
とても足を運んでくださった方々の意見を十分に聞く気があるとは思えない。
結局、発言を求め挙手をしている人に応じ切れず、それでも「意見を言うために来たんです」と食い下がる人一人だけ対応してやっと7人から意見を聞くことができた。
婚外子差別の問題、ジェンダーという言葉を使うことの是非、リプロダクティブヘルス&ライツ、バックラッシュによる教育現場の萎縮…等々、意見が寄せられた。
区内の学校で教鞭をとる教員の方からは、中高生から実際の教育現場に性的少数者の子どもたちの声があるとの指摘があった。
またレズビアンである区民から実名を明かしての勇気ある要望も上げられた。
対するパネリストの反応は、これまでの無関心と知識の欠如、消極論が見え隠れした感じだったなぁ…(-_-;) 。
60人の参加者公募で13:30~15:30の全体2時間、前半をパネルディスカッションとした組立てに、無理があるんじゃないの?と思っていたけれど、予想通りの展開で十分な意見交換の機会とはならなかった感じ。
「聞く耳をもつ」というのが区長のキャッチフレーズだが、区政の聞く耳の姿勢には疑問符ばかり。
今日だってDVや性的少数者の課題だって議論になることは予想できたのに、参加者の前で、名前の公表を迫る対応ももう少し柔軟に対処すればいいのに…。
発言者のプライバシーに配慮のない運営にも疑問を持った。
暴力や差別に晒されたことのない人の発想だよなぁ…(*´ο`*)=3
名前の公表を迫ることで、声を出すことすら難しくなる人がいることになぜ、想像が及ばないのだろう?
「個人の努力では変えられないことがあります」。
レズビアンを公言した彼女の声は、緊張に震えていた。
役所と策定委員会の感性はどの程度のものだろう?
こうした現実の声をどう受け止めたのだろう。
今後もプランの行方を注視していきたい。